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ブログ第七十五回 料理とワイン11 “洋食豆料理”

Thursday 05/02/09

 料理とワインの会はじまりますよー。
 
 今回は、節分にちなみまして、豆をテーマにした料理、洋食豆料理です。
 
 
 洋食って言ったじゃない! なのにさっそく、えーっ???
 
 
 
枝豆です。はい。。。スパークリングワインがすすむし、良しとしましょう。
でも、ちょっと待ったぁ。よーく見てみると・・・
 
 
 
 
枝豆だけではなく、グリーンピースも入っているのです。このあたりが、やはりHideさん、やりますね。
 
ここで、Ueda君。以前、お客さんに枝豆!”という注文を席に着くと同時にいきなり受けたそうです。でも、Riseには、枝豆ありません。モダンジャパニーズですから。そう、答えたUeda君に、今度はそれじゃぁ、パンをくださいと返ってきたじゃありませんか。Riseにはパンもありません。Ueda君、一言、やっぱりうちはモダンじゃなくて、ジャパレスかなぁ。。。
 
 
さて、次の料理は、
 
 
 
薄い卵をまとった豆腐Hideさん曰く大豆のゼリーだそうですが・・・にスカンピとトマトのコンビネーション。大豆のゼリー(!)の中にはフムスが閉じ込められていて、滑らかな味わいです。そして、甘いスカンピのテイストに、トマトとドライドトマトが良くマッチしていて、パンチェッタのクランチーな食感が味わいに深みを増していきます。今回のリースリングといい相性。
 
 
 
お次はスープ、
 
 
 
フランス料理のスープで“Patage de St.Germain”というグリーンピースを使った料理があります。私の好きなポタージュの1つ。今回のスープは冷製のグリーンピースのスープの下にコンソメのゼリーが添えられています。クリームで伸ばしたスープとゼリーは、暑いお昼の食事を心地よくさせてくれました。
 
 
 
 
 
 
お次は、7種類の豆と鴨のリゾット。ちなみに、その7つの豆は、Chick peas, Borlotti Bean, Lima Bean, Blackeye Bean, Azuki Bean, Mung Bean and Red Kidney Bean。そしてWheat Grainも入っています。これ食べ始めると、止まらないです。リースリングとピノ・グリがいいマッチング。
 
 
 
 
ちなみに、こんな袋に入っています。
 
 
 
 
 
 
続いて、コテキーノ。イタリアのモデナの名物料理。豚肉と香辛料で作られる、大き目のサラミソーセージです。トラディショナルに、レンズ豆とマッシュポテトが付け合せ。リースリングがナイス・マリアージュ。
 
 
 
 
 
一般的なサラミと違って、サラミの原料の豚肉に皮を練りこんでいるので、ゼラチン質の食感も楽しめます。
 
 
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酔っ払いそうな勢いです。
 
 
 
 
 
 
次のメインコースは、ラムの背肉のロースト。付け合せには、レンコンのチップスや、くりぬいたナスの中にクミンとパプリカで風味付けしたヒヨコ豆。ナスの中身はボール状にして片栗粉をまぶし軽く揚げられています。スウィートソイのソースとの相性もいい。やっぱりシラーズが落ち着くなぁ。
 
 
 
 
そして、デザート。
 
 
 
豆乳のラッテコット、枝豆と豆乳のソルベ添え。滑らかなラッテコットと‘シャキシャキ’のソルベにフランジェリコのほのかな風味がスプーンの勢いを抑えることができません。もちろん、デザート・ワイン、でもリースリングやピノ・グリでもいいよ。
 
 
 
 
さて、今日のワイン。
まずは、スパークリング・ワインから。
 
 
 
Arras Chardonnay Pinot Noir 2002(Mさんご提供ワイン)。TasのBay of Firesというワイナリーからのスパークリング・ワインです。均等に立ち昇る小粒のバブルに淡いゴールデンの色調は、最高のアペリティフになります。グラスの中からは、シトラス、フレッシュ・アーモンド、羊毛、黄桃、みかんの花、そしてクローバーのハニーの香りが散開します。口に含めば、フレッシュなファースト・アタックに心地よい果実味とナッティーな味わいが折り重なり、クリーミーなアフター・テイストは実に永ーい。 Score: 18/20
 
 
 
 
 
 
左から、Nautilus Pinot Gris 2007(私持参)。NZのMarlborough産のPinot Grisです。黄桃のコンポート、ヌガー、ローズ・ウォーター、エストラゴン、スマック、バジル、ライチの香りを見つけ出すことができます。とろりとなめらかで、果実味の凝縮感と共に、適度な酸味、スパイス、そしてミネラルがしっかりとしたストラクチャーを構築しています。 Score: 16.5/20
 
中央、Wynns Coonawarra Riesling 2008(日通さん提供)。SAのCoonawarra産のRieslingは爽快な香りが印象的です。リンゴのコンポートにレモンをぎゅっと絞ったようなフレーバーや洋梨、オレンジ・ピール、ハニー、そしてジンジャー・フラワーや金木犀のフローラルな香りが特徴を描きます。口に含めば、上品な甘味とライム的な酸味がピチピチ弾け、ほのかなスパイスがエクストラ・フレーバー。飲み疲れないやさしいリースリング。 Score: 15.5/20
 
右、West Cape Howe Semillon/Ssauvignon Blanc 2008(日通さん提供)。WAのMargaret Riverよりもさらに南に向かったGreat Southernというワイン産地からのS/SBです。新鮮で爽快感が終始漂っています。フレッシュ・ライム、レモングラス、シトラス、ユーカリの葉、ハニー、そして百合の花の香り。心地よい果実味からくる甘味もあるが、伸びやかな酸味がとけ、バランス感がある印象を受けます。気取らぬ場で飲みたいなぁ。 Score: 15/20
 
 
 
 
 
 
左、Stonehaven Stepping Stone Padthaway Shiraz 2005(日通さん提供)。SAのCoonawarraの北に位置するPadthawayからのShirazです。やわらかく可憐な果実味(プラムやチェリー)と、ブラック・ペッパー、スミレ、そして燻製香がバランスよく広がります。スウィートなタンニンと酸のバランスが上品に仕上げられているように感じます。スムースでながい余韻までその綺麗なプロポーションを保っているよう。 Score: 17.5/20
 
右、Monsaraz Tinto 2005(Ueda君提供)。ポルトガルのリスボンの東側に位置する産地Alentejo(アレンテージョ)からの赤ワインです。ちなみに葡萄品種はTrincadeira、Aragonês、Castelão、そしてMoreto。チェリー、セミ・ドライ・トマト、ホワイト・ペッパー、フィグ・リーフ、そして塩こぶ(?)の香りが舞い上がります。口に含めば、果実味とやや野性味のある味わいで、スパイスを含んだタンニンがアフター・テイストを構成しています。でも、残念ながら、やや酸化してました。ということで、No Score
 
 
 
 
 
デザート・ワインです。Undercliff Azure 2005(日通さん提供)。Hunter Valley産のSemillonから造られたデザート・ワインは、魅力的なベイクド・アプリコット、シトラス、ハニー、マーマレードの香りに凝縮感があります。でも、決して甘ったるいワインではないのです。その甘い果実味に下層に流れる心地よい酸味がエクストラ・タッチ。見事なバランス感です。デザートでもチーズでも何でもござれ。 Score: 18/20
 
 
 

今回も皆さんお疲れ様でした。

私、かなり飲んじゃいましたね・・・。

その後の仕事、軽快にできたこと言うまでもありません。。。

 

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