The Royal Arcade
メルボルンにあるアーケードの中でも最も古いアーケードの一つである“The Royal Arcade(ロイヤル・アーケード)は1870年にオープンした。アーケードのデザインはコンペティションにより、サウス・メルボルン市庁舎 (South Melbourne Town Hall)などのデザインも手掛けているチャールズ・ウェブ(Charles Webb)によるデザインを採用し、そのドーム型のアーケードは現在も健在。そのクラシックなデザイン(ルネッサンス様式)は、観光客だけでなくメルボル ンの人々にも親しまれている。
バーク・ストリート(Bourke Street)とリトル・コリンズ・ストリート(Little Collins Street)を結んでおり、ロンドンで1708年に建造された建物をモデルに設計され、1869年に着工、1870年に開業している。2002年から2 年間にわたる大改造により、洗練されたデザインが際立ち、また歴史を感じさせる重厚感が増した。天井から注がれる優しい太陽光が、アーケードの中を明るい 雰囲気にしている。アーケード自体がナショナル・トラストとして指定されているのも納得できる。
アーケードの人気の一つとして挙げられるGaunt’s Clock、そして時計の両側に立つ“ゴグ(Gog)”と“マゴグ(Magog)”の二人の巨人がいる。15分ごとに鐘をならして時を知らせてくれる彼ら も、アーケードがオープンした当初から、その役割を果たし続けている。
ジュエリーや高級ブティックのお店などももちろんだが、カフェやチョコレート専門店’Koko Black’、マトリョーシカの専門店’Babushkas’、1978年からロイヤル・アーケードで営業をしているユニークなゲームを集めたお店の ‘The Game Shop’などバラエティに富んでいる。そして魔法や魔術専門店’Spell’はこのロイヤル・アーケードの中でも一番ユニークなお店だと言える。パー ティ・グッズのような冗談ではなく、真剣に魔法グッズや魔術に関する商品を取り扱っており、品揃えも豊富。ショー・ウィンドウだけを覗くだけでも一見の価 値あり!
シティに出かけるときは、ぜひロイヤル・アーケードにもお立ち寄りを。二人の巨人が出迎えてくれるだけでなく、ヨーロッパの国にいるかのような心地が味わえる、とても落ち着いた雰囲気のアーケードが人々を待っている。
※ ロイヤル・アーケードの守護神のGogとMagogについて、「動くガイドブック」Vol.19はこちら
●The Royal Arcade
URL: http://www.royalarcade.com.au/
住所:335 Bourke Street, Melbourne VIC 3000
TEL:
7 October 2024 ◎<ポイント> ―149円台、、予想以上の上伸― ・今週の予想レンジ:147.00-151.00 ―150円台回復と見る …