2003年、今から7年ほど前にアシスタントしてくれていたK子が、アメリカの生活をきりあげてシドニーに戻ってきました。
K子からいきなり電話があったのは約2ヵ月半前、僕が日本出張に行く直前。
K子 「Kさーーーん、うぃーーす、K子っす!お久しぶりっす、お元気っすかーー?」←ほんとこんな感じに話す体育会系女子。
僕 「うぉーーー、K子か?久しぶりじゃん!何?今どこから?」
K 「シドニーに戻ってきたんですよ!」
僕 「えっ、またこっちに遊びに来てんの?」
K 「違うんです!もうアメリカの生活を引き払って、シドニーに戻ってきたんです!」
僕 「えっ、そうなの?」
K 「ゆっくり説明するんで、ご飯行きましょうよ!」
僕 「いいけど、俺明日から1ヶ月ぐらい日本出張だよ」
K 「えー?そうなんっすか?なんか1年前電話したときも同じこと言われましたよ」
僕 「だからこの時期は毎年日本に出張なんだって。K子から電話あるときって、いっつも出張準備で超忙しいときなんだよなー 笑」
K 「ハハハ、それって去年も言われた気がする・・笑」
そんなわけで、僕が日本から帰ってきたら食事に行くことになっていましたが、彼女が体調を崩したり、僕がばたばたしてたりと、
なかなかスケジュールが合わず、先日ようやく行ってきました、K子との食事。
彼女がセントラル駅から帰りたい&日本食がいいということだったので、はい、「だるま」さんで決まり!
久しぶりの訪問でしたが、オーナーのSさんもお元気そうで何より。相変わらず安くて美味しかったです。
「豚肉生姜焼き定食」
生姜のいい香りが染み込んだ豚肉の動物性甘味と、玉葱、キャベツ、人参らの野菜系甘味が一体となり、
それを一口頬張ると野菜のシャキシャキ感と豚肉の肉汁が同時に楽しめます。
鉄板にのってくるので、醤油が焼かれる香ばしさが最後まで失われません。
豚肉の生姜焼きには、白いご飯が絶対必要です!(とK子が言ってます。僕はビールですけど)
「塩辛と白魚揚げの定食」
(あっ、うそです、単品で注文し勝手に定食風にしちゃいました。すみません、Sさん、K子がそうした方が写真映えがいいと言うので・・・笑)
そして塩辛をオン・ザ・ライスで食べるK子。
塩辛には白いご飯がピッタリ(とK子が言ってます。僕はビールですけど)。
だるまのSさん、今日も遅くまでありがとうございました!ご馳走さまでした!
K子のとの思い出ネタ(あっ、興味ない方は飛ばしちゃってくださいね、今日はもうグルメネタ終わりです)
今まで数え切れないアシスタントの子たちと仕事をしてきましたが、僕にはそれがいつだったかすぐにわかります。
それは一緒に営業した出版物の表紙の色と、アシスタントの子たちの顔がリンクしているからです。
K子の場合は表紙がオレンジ色の「もしもしページ」(現在のDOMOの原型)。つまり2003年です。
新しい出版物の営業を開始するたびに営業アシスタントを募集するのですが、2003年も確か3人面接してK子に決めたはず。
3人の中で唯一営業経験がなかったように記憶してます。でも会った瞬間から「元気」と「華」があり、
話せば話すほど「絶対いける!」と確信し、ほぼ即決したように思います。
2週間の研修期間を経ていよいよ一人立ちの日、生まれ初めて一人で営業する初日。
元気に勢いよくオフィスを後にしたK子は、数時間後、目を真っ赤にして帰ってきました。そして一言「私にはこの仕事は無理です」と。
どうやら新規のローカル営業先で、けちょんけちょんに言われたらしい「お前には営業センスがない、辞めたほうがいい」と。
(このことは今もトラウマになっているらしく、今回会ったときも「もう営業職は絶対しないっす」と言ってました・・・
ハハハ、もったいないなー、センスあるのに・・・笑)
でもねぇ~、いきなり辞めますって言われてもねぇ~。
こっちも一生懸命1対1で2週間もトレーニングしてるし、また一から人材を探すとなると・・・締切りまであと3ヶ月もないし・・・
で、いろいろ話を聞いてみると 「あ~、それって単なる日本人女性に対する下心がある輩だから、気にしなくていいよ」と思い、
なだめたり、説得するもなかなか聞く耳を持たないK子。
最終的には「そんなわけのわかんない奴と俺とどっち信用するんじゃい?!」と迫る僕(笑)。
まあ~、大変な3ヶ月間だったけど、結果的にはよくやってくれました。ってか、成績は抜群!よく新規の顧客も開拓してくれました。
僕が見込んだ通りの結果です。でもよく衝突もしました。K子は機嫌がいいと頼んでもいないのにお茶を煎れてくれたりしますが、
反抗期はしばらく口をきいてくれない、とってもわかりやすい性格の持ち主(当時の話です)。
最初は戸惑いましたが、その性格がわかってくると、こんな扱いやすいアシスタントはいません。
結果、二人で思い通りの成績を残すことができました。
K子との雇用期間(当時WHは3ヶ月間が限度)が終わってしばらくして、結婚式の招待状が届きました。
付き合ってたグレン(これまた典型的なやさしいオージー)と結婚するとのこと。
セントラル・コーストの岸壁で行われたあの雄大な景色の中での美しい結婚式は、今も僕の脳裏にはっきりと焼きついてます。
純白のウェディングドレスをまとって宣誓するK子を見ながら、あの営業初日の日のこと、満面の笑みでお茶を煎れてくれたこと、
そして口をきいてくれなかった日を思い出し、じ~んとしてました。
その日の会話は今も覚えています。
僕「おめでとうー。K子、き、きれいだなー」 ← ちょっと緊張気味に
K「今さら気づいたんすか?(笑)」 ← 強気発言
それと、何故か今もはっきり覚えているK子にそっくりの妹さんの一言。
妹 「姉は見た目は女なんですけど、中味は男なんです」
その後K子はグレンの仕事の関係でアメリカに旅立ちましたが、今回シドニーに永住するために戻ってきました。
久しぶりに会ったK子は、今も変わらず「元気」と「華」があり、もし今面接しても採用するだろうなと思いながら(笑)、
ほろ酔い気分でダーリングハーバーを抜けて帰途につくのでした。
K子、今度はグレンも誘ってご飯食べに行こう!
rk
PS: いよいよワールドカップが開催しましたね!やばい・・・寝不足が続く・・・
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