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こんないけてるお店があったなんて!Signorelli Gastronomia in Pyrmont!

5ヶ月ほど前、家のポストに「Signorelli Gastronomia」というレストランのチラシが入っていました。

イタリアを中心とした食料品やワインを売っていて、夜はクッキング教室も開くという、イタリアン・レストランのオープンのお知らせ。

オープンを記念してワインのテイスティング会などもやるとのことでしたが、結局行かずじまい。

ずーと気になってたらしい奥さんの誘いで、週末を利用して行ってきました。自宅から徒歩3分の距離です。

でもお店に着くまでの間、人っ子一人いないところを通り抜けるので、少し心配になってきます。

このお店、知っている人しかぜったい見つけられませんね。

お店がオープンしているのかも心配になってきたところで、ようやくお店の看板が見えてきました。

うん、ちゃんとオープンしている。

 

店内に足を踏み入れると、外の光が届かないので一瞬暗く感じますが、いやいや、奥に進んでいくととても活気のあるお店です。

スタッフと買い物客、そしてレストランで食事している人たちで大変賑わっています。外からは想像できないぐらいに。

入って左手がキッチンになっていて、右に進むとグロッセリー・セクションです。

ハムやサラミ、チーズとしたイタリアの食材がところ狭しと陳列されています。

その他、珍しい食材や高級食材など、グロッセリーを見てるだけでワクワクしてきますね。

 

グロッセリーを通り過ぎるとレストラン・セクションになっていて、その右手でピザ職人が一心不乱にピザを作っています。

写真はちょうどピザ職人が、ピザ生地を指でくるくる回しているところです。

二つのテレビ・モニターにピザ職人の手元がずーと映し出されていて、こうやって作っていくんだーと、見てるだけで楽しいです!

 

そしてその奥には、赤ワインと白ワインのワイン・セラーがそれぞれあります。

 

ワインはさすがといった品揃え。普通のボトル・ショップでお目にかかれないワインから、

リーズナブルだけどとても趣味のいいワインまで、幅が広いです。

レストランでオーダーしたビクトリア州産、26ドルの白のハウス・ワインも、悪くないどころかとてもいけてました。

あまりにも美味しいのでグラスで追加しましたが、何と一杯6ドル。パブで飲んでる場合じゃないですね(笑)。

 

グロッセリー、キッチン、レストランの中心がコの字型のカウンターになっていて、こちらでハムやチーズをスライスしたり、

買い物客のお会計をしたりしていますが、実はこのカウンターが食事席になっています。僕たちもカウンターで料理をいただくことに。

 

カウンターからの眺めはこんな感じ。ちょっとごちゃごちゃしてますが、とてもスタイリッシュで、お洒落な雰囲気。

スタッフの動きや食材を眺めているだけでも飽きません。

 

さて、そろそろ料理の話に移りましょう。

 

まずブレッドがサーブされますが、僕たちが惹きつけられたのは「ブラック・ソルト」。

「ピンク・ソルト」はいろいろなところで見かけますが、「ブラック・ソルト」は初めて。

一緒にサーブされた青リンゴ系の香りのオリーブ・オイル(僕の大好物)と、こちらの塩をちょっろ振りかけてブレッドをいただきました。

 このブラック・ソルト、ミネラルをたっぷり含んだマイルドな味わいで、フレークのサクサクっとした食感が愉しめます(by 奥さん)。

写真は少々かけすぎてますが、ひとかけらか、ふたかけらほどかけていただくと、普通のブレッドがとても芳醇な香りがする贅沢な一品になります。

やはり塩加減は大事ですね(笑)。

 

サルーミ(生ハム・サラミ)の中から、

Prosciutto di Parma(パルマ産プロシュート)Wagyu bresaola(和牛もも肉で作った生ハム)をチョイス。

 

Prosciutto di Parma

写真ではわかりずらいですが、とてもきれいな薄桃色でした。塩加減も素晴らしいです。

付け合せのフルーツ・ジャムと一緒にいただくと、プロシュート特有の生臭さが全く感じないどころか、豚肉本来の甘い旨みが引き出されます。

生ハムとメロン、酢豚とパイナップルが代表するように、豚肉にはやっぱりにフルーツが合うのですね。その組み合わせ、妙に納得しました。

 

Wagyu bresaola

これ、美味しいわー。和牛ってこうやって燻製にすると、さらに味が際立ちますね。普通の牛と違うのが一口で明らかになります。

そしてこんなこともやってみました。ブレッドの上に置いて、上からオリーブ・オイルとブラック・ソルトをかけて、一気に一口で。

う~ん、美味しいー!和牛とソルトとオイルがそれぞれ強烈な個性を発揮しますが、ブレッドが全体をまろやかにし、落ち着いた味わいにします。

 

Tallegio sfogliatella  / cranberry and onion relish / caraway  lavosh

このTallegioチーズをネットで調べたところ、イタリアのタレッジョ渓谷で作られていた(いる?)チーズらしいです。

味わいは、とても濃厚で青かびと柑橘系のフルーツの香りがします。苦味と塩加減が絶妙。チーズ・ファンには堪らない一品!

見てください、このとろとろ加減。ワインがススム君です!(表現がおじさん、おじさんだけど)

 

クランベリーとオニオンの甘酢漬けも絶品!これをキャラウェイ・ラボッシュにのせていただくと、ヨーロッパに行った気分に!

奥さんはこのレリッシュが相当気に入ったようで、最後の最後まで、これをつまみにワインを飲んでました(笑)。

 

Scampi and prawn tortellini / seafood brodo / shellfish oil 

 久しぶりにやっちゃいました。写真撮る前に食べてしまったので、こんなシンプルな料理画像に(笑)。実際にはもうちょっと豪華です。

 

スキャンピーが「これでもか」と、ぎっしり詰まってます。

トルテッリーニ・パスタもプリプリ、スキャンピーもプリプリ、ダブルでプリプリ感が味わえます。味付けも上品で、余計な仕事がされていません。

素材を引き出す究極の料理方法ですね。その立役者はこのスープにあります。

スキャンピーの出汁が強烈にでているトマト・ベースのシーフード・ブイヨン。

いろいろな野菜とシーフードの旨みが全てこのスープに染み出てます。このソースにからめたパスタが美味しくないわけがない!

そしてこのスープを吸い込んだスキャンピーが美味しくないわけがない!ずーと、しゃぶってました(笑)。

 

いやー、今日は本当に大満足です。こんなご近所に、こんな素敵なお店があったなんて。

イタリア人のマネージャーとしばらく話をしてわかりましたが、このお店イタリア人のファミリーで経営してるとのこと。

一体どんな人がオーナーなんでしょう?奥さんはずっとクッキング教室の質問をしていました。きっと近々参加するに違いない・・・笑

 

  

この写真、面白いでしょ? IT’S SO COOL!!!

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