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「サムゲタン」ってこんなに美味しかったんだ!・・・in Campsie

先日、出社すると関連会社のMさんが「ケンプシーの記事見たよ~」と駆け寄ってきました。

Mさんとは、コンコルドにあるタイ・レストランを紹介してくれた、あのMさんです。食通です!

で、「ケンプシーにね、すっごい美味しい『サムゲタン屋さん』があるの!今度絶対行ってみて!」と力説。

サムゲタン屋?って、サムゲタン?・・・韓国の?・・・だよね・・・それしかないよね・・・しかも専門店???。

でもサムゲタンって、なんだかイメージ的に、薬膳料理って感じで、なんか、イマイチな印象・・・

随分前に、人が食べてるのをちょろっと味見させてもらったときのイメージだけど。

 

しか~し、Mさんがそれほどお勧めするってことは絶対に美味しいに違いない、ってことで行ってきました、ケンプシー、2週間ぶりです!

相変わらず混沌としていて、怪しい街です(笑)。まさに人種のルツボ。こういう怪しい街、基本大好き人間です!

ちなみに今まで訪れた中で怪しい街ナンバー3は、カブラマッタ、ハリスパーク、マーリックビルです。

(住んでる方、ごめんなさい!でも、好きですから)

 

Mさんから事前にメールで送られてきた、レストランについて書かれているサイト(恐らく誰かが書いたブログ)はこちら!

http://solsol2.tistory.com/entry/%EC%8B%9C%EB%93%9C%EB%8B%88%EC%9D%98-%EB%A7%9B%EC%9E%88%EB%8A%94-%EC%82%BC%EA%B3%84%ED%83%95%EC%A7%91-%ED%96%A5%EA%B3%84

 

で、早速チェックしてみると、

「ほ~、こんな感じの料理か~、なるほど、なるほど。で、味は?お店の感じは?ほ~、なるほどね・・・」

って、このウェブサイト、韓国語なのでさっぱりわかりません!住所や連絡先どころか、店名すらわかりませんから(笑)。

でもMさんのメールに「『香鶏』って書いてあります、これが店名です」とあったので、これを頼りに探しました。

あっ、でも、意外とあっさり発見。

 

お店の外観はこんな感じ。

 

店内はこんな感じ。

想像していたより全然こ洒落てるし、清潔(もっと小汚いお店想像してた・・・笑)。

 

そして二人でメニューをにらむこと約5分。

う~ん、正直どれを頼んだらいいのか、サムゲタン初心者の僕たちにとっては、さっぱりわかりません。

こういうときにはお店のスタッフに聞くのが一番。

 

とても感じのよいコリアンの男の子に聞いてみると、

まずはトラディショナルなこちらがいいとのこと。

そして男性に人気があるというこちら。

なぜ男性に人気があるかは謎です・・・笑

 

残念ながら一番人気(だと思う)の黒鶏(値段も一番)は数に限りがあるそうで、

本日は、黒鶏が大好物と言う中国人の団体が予約しているとのことで、断念!

そんなこと言われるとますます食べたくなりますよね・・・笑 

 

さて、鍋がグツグツいってる状態で運ばれてきました!

食べ方がわからなかったのでまたまた男の子に尋ねると、スープは自分の好みで塩をいれて、味を調えていくようです。

まずは味付けせずにそのままスープをいただきました。

ひとくちスープを口に含むと「ん?やっぱり味しない?」って感じの、鶏の出汁がうっすらとでてるとてもシンプルな味わい。

 

まっ、徐々に味付けしてけばいいやと思い、チキンをいただくことに。チキンは800グラム以下のヒナドリしか使わないそうです。

こうやって「塩」と「コショウ」を混ぜ合わせたものに、ちょろっとつけながらいただくようです。

 

さすがヒナドリ、まずはその鶏肉の柔らかさに驚かされます。

お箸で軽くつまんで持ち上げるだけで、身がホロホロくずれるように骨からはがれます。

ほんのチロっと塩コショウをつけて口の中に放り込みました。

すると、まだ大人になっていない雛独特の、柔らかくてけがれのない新鮮な鶏肉が、

それこそ、これっぽっちの臭みも苦味もなく、ただただグツグツお湯で煮込まれたであろうシンプルな味わいとして、

口の中にフワ~といい香りとともに旨味が広がります。

ほんのちょっとの塩コショウが、シンプルな味わいの中にもコクと旨みをもたらせるのですね。

まぎれもなく、今までで一番柔らかく、そして、シンプルな料理方法で味わうチキンとしては、一番美味しいと思いました。

 

よく、カニを何人かでいただくと、会話がなくなる状態になりません?

食べるのにちょっと手間がかかるのと、あまりにも美味しいのでみんな一心不乱になる状態です(笑)。

今回はまさにそんな状態になりました。カニ以外では初めてかも。しかもチキンで。

チキンをほぐす、ちょっと塩コショウにつける、口の中に放り込む、ゆっくり咀嚼しながら味わう、そしてときどき骨をだす、

しばらくその繰り返しが無言で続きました(笑)。

 

そうこうするうちに、スープの方も徐々にいろいろな味わいがしてきました。

高麗人参、ナツメ、もち米、銀杏などが醸し出す複雑な味わいが、時間が経つにつれ出てくる料理なのですね。

  

そして、少しずつ少しずつ塩を付け足していきます。

そうすると一口目にすすった味わいが嘘のように、どんどんどんどん、深い味わいになってきます。

サムゲタンって、こういう料理だったんですね。知らなかったー!

こんなシンプル料理なのに、こんなに複雑で深い味わいだったとは・・・感激!いや感動ものです!

それにしても、きれいに食べたな(笑)。

 

そして、なんだか、身体が温まるというか、身体の内からじ~んとしてくるような感覚。

で、とても不思議なことに、この僕たちが、全然ワインが進みません。食べるのに忙しいということもあるかもしれませんが、

お酒を飲みたいと思わないのです。これはとても珍しいレアな現象(笑)。実際、ワインは持ち帰りました。

きっと、二日酔いとか体調が優れないときに食べると、ぴったりの料理なんでしょうね。

それなのにお酒を持ち込んだ僕たちが愚かでした・・・笑

 

心残りは黒鶏。今度は絶対頼もう!(中国人の団体が予約していなことを祈る)

今回は仕方がないので、壁にかかっていたポスターだけでも写しておこう。これ絶対美味しいに違いない!

 

いやー、世の中には奥深い料理がまだまだ沢山ありますね。つくづくそう思いました。

Mさんに勧めれなかったら、ひょっとしたら一生食べてなかったかもしれない。やばかったー、人生損しちゃうところだった(笑)。

ということで、今日はMさんに感謝、感謝!

 

そしてお店を出た後、この街で絶品料理をテイクアウェイすることになりました。それはまた続きのブログで・・・笑

 

香鶏

KOREAN GINSENG & CHICHEN RESTAURANT

SHOO 2, 94-98 BEAMISH ST, CAMPSIE

9787-2707

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