先日からやたらと名前が登場しているピアモントにあるモダン・オーストラリア「ripples」。ようやく予約がとれ初めてランチをしてきました。
幸い天気もよく最高のランチ日和となりました(と言うか予め天気予報を確認して予約したのですが)。
前回はディナーだったのでその景色の良さはイマイチお伝えできませんでしたが、こんな感じの風景を見ながらの食事となります。
こんな快晴の日には、シュワシュワ系のお酒がいいですね。今日は久しぶりにスパークリングにしました!
ではでは、早速お料理のお話に・・・
<crisp fried school prawns w pesto aioli>
これは前回はディナーでもオーダーしたので説明は省きますが、こうやって明るいところで眺めると、一層食欲がそそられます。
前回は食感でカリカリ感が味わえましたが、今日は見た目でもう伝わってきますね・・・
またこのアイオリ・ソースととても合うんですよー。今回もあえて書きますが、これ食べるの止まりません!
<oyster beignet w garlic chive aioli>
誤解を恐れずに書くと、日本の牡蠣フライをタルタル・ソースでいただく味わいに似ています。
正確にはディープ・フライではない分、もっとオイスターの素材の味を愉しめます。
サクっとした歯ざわりの衣に閉じ込められた磯の香りが口に広がります。
あまりにも美味しいので、奥さん「あと3個ぐらい食べたい!」って言ってました。
(いやいや、今からまだたくさん料理がでてくるので、やめておきましょうね)
レモンは種が飛ばないようネットで巻かれています。この気配りは初めての経験。さり気ないですが、何とも嬉しい心遣いです。
<seared scallops w pumpkin tortellini, boudin noir & goats cheese sauce>
これも前回ご紹介した料理ですが、正直前回より美味しいと思いました。
(奥さんは「今日はヘッド・シェフが直接作ったんじゃない?」と言ってました)
バター・ベースの濃厚なソースが、香ばしいホタテととても上手くからんでいます。ソースの泡立ち具合も絶妙でした。
前回はホタテに気をとられていましたが、このカボチャがつまったパスタ と、サイコロ型のブラッド・ソーセージ( 豚の血と脂の腸詰め )が絶品です。
こうやって明るいところで料理を眺めると、より一層料理を美味しくいただけますね。やはり料理は見た目も大事だとしみじみ思います。
<seared quail breast & confit leg w grilled treviso & truffle creamed lentils>
これも素晴らしい一品でした。香ばしく適度に火が通っているうずら。 焼き加減が絶妙です。
身が美しいピンク色をしています。皮はパリと焼かれていて、中身はしっとりしています。
またレンティルがこれほどうずらの味わいとピッタリだとは思いませんでした。
全体的な味付けもすごくうす味で、僕たちにとってはとても有難い味付けのお料理でした。
<roast beetroot & caramelized onion tart w quince salsa & ashed chevre>
実はこの一品が本日一番感動しました、というか二人で思わず唸ってしまった料理です(いや、実はもう一品。それはこの後)
最初奥さんがオーダーしたとき、高級素材が入っているわけではなく、心の中では「野菜だけじゃん!」なんて思っていたのですが、
いざ食してみると、うわっ、何これ?うま~~いと、二人で声だしてました。
ローストされたビートルートが、(味わいは違いますが)食感が「大根の煮物」のホクホク感そっくりです。
キャラメライズされたオニオンが上品な甘さで、まるでオニオン・スープの固形を食べているようです。
パイ生地はしっとりしていて香ばしく、まさにこの料理の下地になっています。
あまりにも美味しいのでスタッフにそれを伝えると、この料理、最近シェフが考案した新作らしいです。
食事とデザートの中間に位置する、斬新で今までにない料理だと思いました。
いつもであればここでお勘定ですが、デザートにおけるシェフの技が見たくなったので、珍しくデザートもいただきました。それがこちら!
<burnt lemon tart, lemon curd bombe alaska & macadamia toffee>
爽やかでスッキリした味わいのレモン・ソルベが、バーナーで軽く炙ってあるフワっとしたメレンゲで包まれています。
口に含むとまずメレンゲがジュワ~と溶けて口に広がり、続いてソルベのシャキっとした冷たさと甘酸っぱさが口の中を刺激してきます。
辛党の僕たちもこれならペロっといただけます(実際、白ワインのおつまみになるデザートです)。
それだけでも美味しいのですが、このマカダミアン・キャンディとからめていただくと、より一層深い味わいになります。
マカダミアン・ナッツの香ばしさと、キャンディの上品な甘さがタッグを組んで、ソルベの味わいを深いものにしています。
そして特筆に価するこのレモン・タルト。クリーム・ブリュレのように砂糖が焦がしてあります。
その香ばしい甘味とパリっとした歯ざわり、そしてレモン・タルトの酸味と滑らかな歯ざわり、回りの生地のサクッとした歯ざわり。
これらが口の中で一体化し、強烈な個性を持って舌と鼻腔を刺激してきます。お見事な一品!
奥さんいわく、今までで最高のレモン・タルトらしいです。うん、今日は共感です。シェフの腕は間違いないです!
この料理のレベルでこの環境であれば、絶対お得な値段設定だと思います(しかもワインはBYO)!
せっかくシドニーに住んでるのですから、天気が良い日はたま~に海辺での週末ランチなんていかがですか?!
地元ピアモントの進化についていけない今日この頃・・・
*ひとつだけ注意していただきたいのは、このレストラン海の上に建てられているので、足元が隙間ある板張りとなっています。
この日、何かの拍子で身につけていたファッション・リングがポロっとはずれてしまい、そのままコロコロと地面を這い、
隙間からポチャンと海に落下してしまいました。そんなに高くはないのですが、日本で買ったお気に入りのデザインだっただけに、
すぐに諦めがつかずしばらくず~と床をみていると、スタッフがやってきて「何か落とした?」と聞くので「リングを落とした」と言うと、
「そりゃ残念だけど落ちたらもうどうしようもないよ。先日のお客さんはクレジット・カードが風で舞っちゃって海に落ちたんだよね、ハハハ」
と言って去って行きました。慰められたようでそうでないようで・・・でもそれって支払い後ってことですよね?
なので決して高価なものを身につけていかない方がいいですよ!それにカードの取り扱いにもご注意を!
でも結婚指輪じゃなくて良かった・・・
明日から日本に行きます。しばらく更新が遅れますので、よろしくお願いいたします。
rk
Opposite Star City Casino on Wharf 9
56 Pirrama Road, Pyrmont
9571 1999
http://www.aquadining.com.au/aqua_ripples_cafe_restaurant.htm
16 December 2024 ◎<ポイント> ――今週は日米金融政策会合→今年のフィナーレ― ・今週の予想レンジ:152.50-155.50円(…