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グルメ大国ニッポン!金沢編

実家がある、石川県金沢に行ってきました。皆さんは行かれたことありますか?

現在、飛騨高山から金沢に抜けるルートを「プラチナ・ルート」と呼び、外国人観光客誘致に力を入れています。

実際、人気が高まっているようで金沢でも随分外国人観光客を見受けられるようになってきました。

 

金沢と言えば、魚介類が美味しい街というイメージがありませんか?イメージだけではなく本当に美味しいです。

機会があればぜひ皆さんも一度訪れてみてください。食事以外でも、兼六園、武家屋敷、忍者寺、茶屋街、近江町市場などが有名ですね。

そして能登の方へ足を延ばすと、砂浜を車で走れる千里浜や輪島の朝市といった観光名所もあります。

 

母方の実家が能登の漁港の近くで魚屋を営んでいて、よく小さい頃夏休みに泊まりで遊びに行ったものです。

出てくる料理といえば、魚料理と煮物ばっかり。朝、昼、晩、三食ともお刺身、焼き魚、煮魚、山菜の煮物、白身魚のお味噌汁などなど・・・

今から思えばなんて贅沢な食事だと思いますが、当時はそれがいやでいやで・・・

(心の中でウインナーとかハム食いてぇーとつぶやいてました・・・笑)

小学生の僕はそれがトラウマとなり、成人してお酒を飲むようになるまでは好んで魚料理を食べませんでした。それが今では・・・笑

この魚屋は母の弟(僕の叔父)が跡を継いでますが、前回訪れたときに叔父がさばいてくれた寒ブリのお刺身の美味しかったこと!

 

この叔父、今でもこそ魚屋の主として真面目に働いていますが、若かりし頃は相当な遊び人で、よく祖父母に叱られていました。

小学校高学年の頃の記憶ですが、叔父が「おい、R(僕のこと)、夜のドライブに行くか?」というので、僕は目を輝かせて「行く!行く!」と。

母や祖母が心配して「こんな遅くに子供連れ出して大丈夫かい?」と心配するのをよそに、

叔父が「大丈夫やわい、心配すな」と言って向かったのは、夜の繁華街でした。いきつけらしいスナックのカウンターに二人で座ると、

叔父がママに「これ、ワシの甥、ワシに似てかわいいやろ?」 ママ「ふ~ん、あんたに似んと(似ないで)、かわいいわー」 

なんていう会話を聞きながらの初めての大人の世界。緊張しながらも大人の雰囲気を楽しんでた記憶があります。

耳元で叔父が「おいR、このお店に来たなんて家に帰って言うなや、適当にドライブしとったって言っとけや」。

ほろ酔い気分で叔父が次に向かったのはなんと雀荘(お店じゃなかったな。マージャン仲間のたまり場みたいなところだった)。

さすがにこの雰囲気にはびびりました。強面のおじさん達が「ポン!」とか「チー!」と声を張り上げながら、真剣勝負してたからなー。

記憶はこの辺りでなくなるのですが(恐らく寝てしまった)、次の日叔父が祖母と母にこっぴどく叱られていたのは言うまでもありません。

叔父はその後もよく映画や漁港に連れて行ってくれました。そして今、何年かに一度叔父を訪ねると、必ずお酒につき合わされます。

酔い始めると「おいR、昔〇〇に連れてったの覚えとるか?」と聞いてくるので「うん、覚えとるよ」というと顔をくしゃくしゃにして喜びます。

そして最後は決まって「お前のオシメ、ワシが何回もかえてやったんやぞ。知らんやろ」「うん、それは知らん」と言うとゲラゲラ笑い転げます。

そんな叔父ももう孫がいるんですよー。月日が経つのは早いです・・・

 

話が長くなっちゃいましたね、そろそろ料理の話に・・・笑

 

義弟(僕より年上ですが)が数年前に教えてくれたお店「ポンポコリン」 。

格安で味は抜群。そして新鮮魚介類から洋食まで、とにかくメニューが豊富。いつお邪魔しても何を注文するか迷ってしまいます。

こちらのお店の息子さんがブリスベンに留学していたということもあり、すっかりお馴染みのお店になりました。

こんな安くて美味しいお店がもしシドニーにあったら、間違いなく週一は通っちゃうな。

今日も、僕たち夫婦、僕の両親、妹家族の総勢8人の大宴会です。

 

さー、今回金沢でいただいてきた北陸の魚介類はこんな感じです、じゃん!

<お刺身三種盛り>

なんとも金沢らしい盛り合わせですね。このショット見ただけで僕なんかは「あっ、日本海の幸だ!」と思っちゃいます。新鮮なブリが輝いてますね。

甘エビの頭をとり尻尾をひょいと持ち上げて、醤油にチョロっとつけて口に放り込み、身をチュルっと吸い出すと、

何とも言えない甘い味わいが口の中にフワ~と広がります。その甘くて美味しいことと言ったら・・・

なかなか文章では伝えられません。金沢に足を運んだ際にはぜひ食べていただきたい一品です。

 

 

僕のタコ好きはこのブログでも何回か触れていますが、その原点はこの日本海で獲れたタコにあります。

やはりオーストラリアのタコとは、味も食感も色も全然違いますねー。身が引き締まってコリコリしています。

ほど良く染み込んだ海水の塩分が、タコの味わいに深みをだしています。

 

<白海老のかき揚げ>

 

白海老はお隣の県、富山の方が有名ですね。サクっと揚がっていて、箸が止まりませんでした。これだけでご飯2杯ぐらいいけそう・・・笑

 

<いかゲソのガーリック天ぷら>

衣はサクっ、ゲソはコリコリっ、ガーリックが効いていて美味しかったです。

 

<イカ墨の塩辛>(だったと思いますが・・・)

 ひとつまみ口に含み、チビっと焼酎をいただく・・・う~ん、最高の組み合わせですね!これも止まりません!

 

<ホッケ>

 

身が肉厚で食べ応え十分。身は大ぶりですが、味は繊細です。でもホッケは金沢よりも北海道が本場ですね(本場のほっけはこちら)。

 

<塩焼きそば> 

実はこれ僕の大好物で前回訪れたときは売れきれでなかったんです。

そのとき僕がよっぽど落胆していたのか、今回はおふくろが事前に塩焼きそばがあることを確認してから、予約してくれてました。

ハハハ、いくつになっても親の愛情を感じますね。それにしても子供じゃないんだから、塩焼きそばがないぐらいで落ち込まなくてもね・・・笑

お味はと言うと・・・相変わらずあっさり塩味に魚介類の出汁がからみ、海苔、イカ、海老といった磯の香りいっぱいの絶品焼きそばでした!

僕にとってこの一品は主食ではなく、お酒の肴です。素晴らしい一品です!

 

そして日付は変わり、両親と実家の近所に最近できた「SAM DINING & BAR」という洒落たお店でのランチ。

<一口寿司>

いわゆる伝統的な金沢のお寿司ではありませんが、そこはネタで勝負。

どのネタも程よく脂がのり、シャリの大きさも上品で、二日酔いの僕にとってはちょうどよいポーションでした。

 

<のどぐろの塩焼き>

今回の金沢滞在の中で一番美味しかった一品がこちらの「のどぐろ」。僕が一番大好きな焼き魚です。

アカムツに属する魚ですが、日本海側では口の中が黒いことからこう呼びます。

幻の高級魚とも言われ、高いお店では何千円もしますが、こちらのお店ではなんと800円でした。

脂がほど良くのっているのは有名ですが、まさに皮はパリっと焼かれているのに身は脂でしっとりしていました。

まずはそのまま塩焼きでいただき、次にレモンをギュっと搾って、そして最後はおろし醤油でいただきました。

どれも美味しくいただけますが、何もつけないのが素材の旨味が一番楽しめるかな? 感動の一品でした!

 

そしてデパートで買ってきた柿の葉すし。金沢は笹寿司が有名ですが、これは柿の葉ですね。これらは金沢ではおやつ代わりです。

 

葉っぱの香りがうっすらと酢飯とネタに移り、これも僕の大好物。ミョウガは初めて食べましたが、とても美味しかったです!

 

<焼きサバの棒寿司>

 

お隣福井県の名産です。脂ののったサバが香ばしく焼かれていて、酢飯との相性バッチリです。

 

そして最後にスーパーで買った甘エビ。金沢のスーパーでは普通に甘エビやのどぐろが売られています。

奥さんにエビの殻むいておいてと頼まれてこんな感じでむいたら「えっ、尻尾もとっちゃったのー?」と叱れ、

おふくろからは「頭もつけとかんといかんわいねー(頭もつけとかないといけないわよ)」とつっこまれた、女性陣に大ヒンシュクの一品です。

どうやら、身の部分の殻をむくだけでよかったみたいです・・・・・でも、すっごく甘くて絶品でしたー!笑

 

そんなこんなで大満足の金沢でしたが、今度はやはり蟹の季節に来たいなー。皆さんも機会があればぜひ一度金沢訪れてみてください!

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