前回に引き続き、日本風のパン屋さんを御紹介いたします。
今回は知る人ぞ知る記者の個人的なお勧めです。
日本製法、安値を守る店
「Montagne Bleue Patisserie(藍山[あいやま])」
Chinatownにあるお店。店名と看板だけを見るとケーキ屋かな? という感じですが、店先にはきれいに並べられたパンもあります。
パン生地はふわっとやわらかく、ほどよい甘みがあり、他のチャイニーズベーカリーとは一味違います。
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店構えがわかりにくいため
通りすぎてしまいがち。 |
Webサイトは作っていないようなので、直接オーナーにお話を聞いてみました。
開店当初は“カントニーズスタイル”のベーカリーでしたが、何か他と違うパンを始めたいと考えていた時、
日本でパン職人だった人をベーカーに起用したのです。
その時から日本を意識した
パン・お菓子作りに励んでいます。まだ試行錯誤していますけどね・・・
」
そう笑いながら語る中国人店主のおばあちゃん。パンに日本の技術を取り入れている、他のチャイニース系とは一味違うわけです。
さらに、
「シドニーにはワーホリさんや学生さんが多いし、安い値段でおいしく食べて欲しいから簡単に値上げできません」
とのこと。
Chinatown にあるベーカリーでは、$1.50 から$2.00ドル以上するパンが多い中、
藍山のほとんどのパンは$1.50以下に設定されているという安さです。
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ツナパン $1.40 |
あんぱん $1.30 |
バターパン 70c |
「
お客様の健康を考えて商品にはほとんど添加物は使わず、低脂肪・低糖にしています。
お店で使っているあんこ類は私が毎日かかさず作っているんですよ!
」
店主の真心が伝わります。
ケーキやクッキーも販売しており程よい甘さで大人気。ケーキのクリームも軽くて日本人向きです。
オーストラリアで何気に困るのが、バースデーケーキなのですが
「できれば日本のような程よい甘さのバースデーケーキが欲しい」
そんな貴方にも藍山のケーキはお勧めです。
※ちなみに日本のようなバースデーケーキと言えば定番のお店がCITYに4店あるのですが
それはまた別の機会に御紹介します。
チャイナタウンのこぢんまりとしたお店であり、先にあげた「包店」 ほど有名ではありませんがベーカー、パティシエともに一丸となって“日本の味”を守っている粋なお店。さらに値段もリーズナブルときたら、試してみる価値は大いにあるでしょう。
DATA
Montagne Bleue Patisserie
住所:45 Dixon Street, Haymarket Sydney
電話:(02) 9212-0929
営業時間:毎日10:00-22:30 |
前編、後編の2回でお届けした「日本風のパンが食べたい!」。いかがでしたでしょうか?
パンの好みは個人差がありますが 今回紹介した2店舗は日本風テイストを上手く表現しているお店であり、パン以外でも日本の味を大切にしているため、他店と較べてパフォーマンスが高くお勧めです。
日本のパンが懐かしくなっている人、ベーカリーを探している人にぜひ立ち寄ってもらいたいお店です。