「日本のパンが食べたい!」
無類のパン好きにとっては切実に感じている人も多いかと思います。
そうでなくても海外にいるとつい食べたくなる、慣れ親しんだ“日本のパン”、アンパン、メロンパン、クリームパン、ハムパン、カレーパン、焼きそばパン・・・、など。日本人が作る繊細な味、ふわっとしていてやさしい味がするパンが恋しい!
実はシドニーにも日本人が作るパン屋があります。
Killarney Heights にあるフジベーカリーは経営者・ベーカーともに日本人であり、パンの種類や味に日本人のセンスが感じられる、シドニーではまれなお店です。
しかし「食べてみたいけど場所が遠くてなかなか買いに行けない」という人には日本風パンが手に入るチャイニーズ系ベーカリーをお勧めします。
日本のパンに比較的近く、日本を意識したお店では「Japanese 〇〇 Bun」や「日式○○」と表記されています。
あんこや抹茶を使用したパンが多いのが特徴的。 さらにお店が多いのも利点です。
今回は2回に分けて、「有名チェーン店」(前編)と「知る人ぞ知るお店」(後編)の2店舗を紹介します。
「包店(Breadtop)」(行列のできる店)
メロンパン、カレーパン、ハムパン、チーズパンなど日本でもお馴染みのパンが勢ぞろい。
見た目・味ともに充実しています。チャイニーズはもちろん、ローカルの人にも大人気のお店です。
正直、値段は他チャイニーズ系ベーカリーと比較すると割高ですが、パンの品揃えの多さや品質を考えると、納得できる値段かもしれません。
「
開店当初は“カントニーズスタイル”のベーカリーでしたが、何か他と違うパンを始めたいと
考えていた時、日本でパン職人だった人をベーカーに起用したのです。その時から日本を意識した
パン・お菓子作りに励んでいます。まだ試行錯誤していますけどね・・・
」
そう笑いながら語る中国人店主のおばあちゃん。
全て$1.50以下、留学生のために値段を上げないという心意気に軽く惚れました。