約3ヶ月ぶりに訪れたピアモントのモダン・オーストラリアン「sugaroom」。前回の記事はこちら
前回はアウトサイドのテーブルで日中の心地よい日差しを浴びながらのランチでしたが、
今回は一転して落ち着いたエレガントな雰囲気の中でのディナータイムとなりました。ディナーは一体どんなお料理なんでしょう?!
店内はほぼ満員でしたが、そのほとんどは女性客。
ご近所の有閑マダムやオフィス・レディーズ達が一斉に押し寄せてきた感じ。圧倒的で凄いパワーです
まずはワインで喉を潤してと・・・ ちなみにワインは持ち込みました。火~木はBYO、OKです!
さて、僕のオントレから・・・
<tomato tart tatin, kalamata olives, endive, extra virgin olive oil>
太陽の恵みを存分に受けた甘味あるゴージャスな味わいのトマトが、
キャラメル・ソースとからむことで一層深みある甘味をかもし出し、サクっと仕上がったタルト生地と共にいただくと、
口の中いっぱい複雑にからみあった甘味が広がります。
ギリシャの南部、カラマタで栽培されたオリーブも味のアクセントになっていて、味わいは濃厚かつ芳醇です。
そして奥さんのオントレ・・・
<beef carpaccio, basil, preserved lemon>
普通のカルパッチョとの違いは、砂糖煮されたレモンの皮の細切りがうっすらとのっていて、
これが柑橘系の甘酸っぱい香りと味を漂わせ、ビーフの味わいを引き立てる役目を果たしています。
ビーフ自体の味わいはとても濃厚で、個性的な味わいのバジル、レモンに負けていません。
しっかりしたお肉に味わいを堪能できます。
そして僕のメイン・・・
<chargrilled beef fillet, potato gratin, asparagus, truss tomato, red wine jus>
もちろんお肉が主役ですが、ポテトやアスパラといった脇役達も十分に存在感があり、箸休めにはぴったりです。
お肉はこれでもかってぐらいの存在感でお皿に鎮座し、圧倒的な迫力です。
こんな豪華なお肉と対峙すると、こちらの身も引き締まり「心していただきます!」という気持ちなってきます・・・
はい、心していただきました!この柔らかさ、久しぶり!これです、これ、オージービーフの真骨頂、美味しかったです!
<dukkah crusted lamb loin, baby beetroot, eschallots, pomegranate reduction>
「デュカ」と呼ばれるエジプトで生まれたハーブやナッツをミックスしたスパイスが、
柔らかなラム全体を包み込み、中東を思わせる妖艶な香りと味わいに仕立てていて、とても興味深いお料理でした。
ザクロの食感と酸味も、このお料理にはかかせない存在でした。
今日はいつもよりエレガントで気品に満ちたディナータイムを過ごすことができました。
若いカップルはちょっと背伸びして、熟年のカップルは自然体で、
落ち着いたムードで大人な時間を過ごしてみてはいかがですか?
sugarroom
Jacksons Landing
Shop 2, 1 Harris Street, Pyrmont
9571 5055
http://www.sugaroom.com.au/
info@sugaroom.com.au
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