師走ですね~。ここ数年、1年があっと言う間に過ぎ行く感じ・・・充実しているのか、はたまた忙しいだけか・・・
ということで、師走の次にやってくるのはお正月、そしてお正月と言えばおせち料理でしょ!
JAMSで今、2つのおせち料理の告知がでてますねー、皆さんご覧になりましたか?
いや~、どちらも美味しそうで迷いますねー。パートナーがオージーだったら洋風か?いや、最近のオージーは日本食通だしな・・・
子供は洋風の方が喜ぶかな?でもシドニーで純和風ってのも惹かれるな・・・いや、洋風おせちなんてシドニーならではだぞ・・・
なんて迷っている方、思い切って両方オーダーしちゃいましょう!
海外でプロのおせち料理に舌鼓、きっといい思い出として残りますよ!
それにしても海外に住みながらお正月におせちをいただけるなんて、何て幸せな時代になったのでしょう?!
しかも和風か洋風かを選べる時代が来るとは、一体誰が予測できたでしょう?日本人シェフの皆さまに感謝!
一昔前では絶対に考えられませんね、日本食自体が高価だったのに、おせちなんて滅相もないって感じでした。
そう言えば昔々、おせちを食べたいから年末年始は日本へ、なんて人もいたな~
16年前まだ新婚ズだった頃の僕たちの話。
チャイナタウンでもち米を買ってきて、カーペットの上に新聞とサランラップを敷き、その上に炊き上がったもち米をのせ、
空になったワインボトルでガンガンたたいておもち作ってました・・・(一応餅つきです・・・)
でも、手作りのお雑煮、美味しかったですよ~、友達夫婦も大絶賛してましたからね!
今じゃ気軽に専門店(近々セールをやられるみたいですよ!)で、日本の鏡餅まで買える時代になりましたものね・・・
今回の和風おせちも洋風おせちも、日本人シェフの心が入ってますよー。
早めにオーダーした方が価格もお得な設定になっています!お見逃しなくー!
(今日のブログ、なんか宣伝だらけ???いやいや、気のせいだと思います・・・)
そんな流れで本日は、今回和風おせちを提供してくれる浦さんが総料理長を務める「SUSHI E」に行って来ました!
かなり久しぶりの訪問です。3年振りぐらいかな?
どうせ行くなら浦さんがいるときにと思って予約しようとすると、その日に限って浦さんがいつもお休み。。。
そんなことを2~3回繰り返すうちにあっと言う間に月日が流れちゃいました・・・
なので今回は浦さんに直接予約をお願いしました!
いました、いました、浦総料理長!サーフィンで焼けたこんがりお肌が眩しい・・・・
照れ屋な浦さんのために、写真はわざとぶらしてあります。イケメンのお顔を拝見したい方は、直接お店へ・・・
(ってか、告知に思いっきり載ってんじゃん、顔写真・・・)
今日のお料理は浦さんに全てお任せしました。僕たちが選ぶのはお酒だけ。
(あっ、でも、シュウマイだけは必ず入れてください!とお願いしました・・・かつて食べた味が忘れられなかったので・・・)
それでは、28年間日本料理一筋という浦さんのお料理を、たっぷりとご堪能あれ!
<鯛のお刺身 ライムとグレープシード・オイルがけ>
はい、いきなりでました、浦さんの技!
鯛の贅沢な味わいに、ライム、グレープシード・オイル、ほんのり塩のアクセントが効いている白醤油のドレッシングなどが上手にからみ、
爽やかですっきりしたお料理に仕上げられています。スターターとしては最高ですね。
白身魚、特に鯛は、ちょっとした味付けで随分味わいが変わります。まさに生かすも殺すも料理人の腕次第といった食材。
この鯛、本当に素材の味わいが生かされた味わいで、とっても美味しかったです!
そしてさり気なく振りかけられた白ゴマとあさつきも、香り付けの役割をちゃんと果たしていました。
<海老シュウマイ>
これです、これ!絶対食べたかったシュウマイ!
浦さんいわく「自分でお店やってた頃のレシピとは違いますよ」とのことでしたが、
その相変わらずやさしく上品な味わいは以前と同じで、ほっと心が落ち着き、自然と笑みがもれます・・・
小食な奥さん、いつもの調子だと2ピースしか食べないので、僕は4ピースだな、しめしめ、と思ってたら、
今日はしっかり3ピース食べてました・・・
<生牡蠣と蒸し牡蠣>
左が生でいただくシドニー・ロック・オイスター。身はこぶりですがプリっとした食感で、口に含むと磯の香りが鼻からぬけ、
ミルキーな味わいが口中に弾け飛びます。そして右が蒸しでいただくパシフィック・オイスター。
牡蠣って蒸すことで旨みがギュ~と凝縮されるのですね。コリアンダーの香りも牡蠣にぴったりでした。
<お刺身盛り合わせ>
真ん中にど~んと構えてるマグロは、ウニを隣にしてもなおその存在感は圧倒的でした。
上品な脂が適度に入っていて、ちょうどいい感じの脂ののり加減です。うん、これは赤身の中トロですな~、うんめ~!
ブリの一切れの厚みが僕好み!昔から厚みのあるブリって苦手なんです・・・
ブリはこれぐらいの薄さが本来の味を愉しめます!ブリもカツオも脂ののり加減が絶妙でした!
ウニもイカもこれでもかってぐらい甘~~~い!ウニは口の中でシュ~ととろけます。
新鮮なイカは口の中でもべたつかず、スッと見事に噛み切れます。
オーシャントラウトもサーモンも、適度な脂がしつこくなくてちょうど良く、すっきり、さっぱりした味わいです。
<帆立とスキャンピーのスパイシーサラダ>
葉っぱに隠れてますが、帆立とスキャンピーがたっぷり入ったゴージャスなサラダ。
香ばしく炙られた帆立とスキャンピーが、ピリ辛ソースととてもよく合い、コリアンダーとガーリック・フレークの香りとも相性抜群!
それにしてもナント贅沢なサラダなんでしょう・・・
<海老の磯辺揚げと海老しんじょうの蓮根はさみ揚げ>
レモンをギュっと絞って、抹茶塩をちょっとつけていただきましたが、
磯辺揚げとはよく名付けたもので、まさに磯の香りたっぷりの味わいの海老でした。
レンコンと付け合せのアスパラはホックホクで、海老しょんじょうは京料理みたいに薄味で上品な味わいでした。
浦さんらしいお料理ですね~!
<銀だら西京焼き>
でました!これは僕が「浦さんの最強焼き」と呼んでいる逸品です。それぐらい最強、最高です!
久しぶりに口にしましたが、相変わらず素晴らしい味わいでした!
上品な甘味がある西京味噌がしっかり染み込んでいて、銀だらの脂と共に味噌が香ばしく焼き上がっています。
箸をそっと置くだけで、スッ、スッときれいに身がほどける見事に引き締まった白身はプリプリして歯ごたえがあります。
焼き加減、味噌の加減、身のほぐれ具合と歯ごたえ、どれをとっても完璧でした!
僕は今日、これを食べに来たと言っても過言ではありません。感動しました・・・
<鮪、ヒラマサの炙り、サーモンの炙りの握り>
この時点で既にお腹一杯ですが、シャリが小さめで上品なポーションなので、スッとお腹におさまります
鮪の赤身は握りでいただくのが最高です!酢飯の旨みと赤身の旨みが上手に引き合います。
さっと軽く炙ったサーモンは、シャリの甘味と共に口の中でとろけます。
ヒラマサの炙りは口の中に入れたとたん「うぁっ、香ばしい~!」と唸ってしまいました。
そして浦さんが最後に握ってくれたのは「和牛の握り」。
塩だけのシンプルな味付けですが、肉汁の旨みが口中にジュワ~と広がり、贅沢かつ豪華な握りでした。素晴らしい~!
いや~、今日は最初から最後まで感動しっぱなし・・・
お料理はもちろんですが、浦さんのハートと心意気にも、今宵は酔いしれました・・・
こんな日には、熱燗で刺しつ刺されつ、がいいですね~ハハハ・・・
さて、今年のあなたのおせちはどっち?和風?洋風?(洋風の関連記事はこちら)
それともたまには贅沢して両方いっときますか?お正月だしね・・・
街中クリスマス気分で盛り上がってきましたね~!
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