♪ ジングルベ〜ル、♪ ジングルベ〜ル、ジングルグルグルリン ♪
もうすぐ楽しいクリスマス。こころウキウキ、楽しい我が家。
クリスマスと言えばサンタクロース。今日はそのサンタのモデルとされているロシアの守護聖人、聖ニコラスの日です。
昔々、聖ニコラスが貧しい三姉妹を助けるため、煙突から金貨を投げ入れました。金貨は、ちょうど暖炉に干して乾かしていたストッキングの中に入ったという のが、クリスマスプレゼントの言われだとか。ヨーロッパのいくつかの国では12月6日に子どもたちにプレゼントを贈るそうです。
そういえば子どもの頃、靴下を枕元において寝たことがありますが、今ではそんな家はないんでしょうね。
サンタと言えば、南半球のオーストラリアでは、雪もなく真夏のクリスマスですから、当然サンタクロースもサーフボードに乗ってやってきます。
1977年のクリスマス記念切手に、サーフィンサンタが登場。一躍有名になり、いまでも世界の切手コレクターに人気の品となっています。
ところが、実はこの記念切手、もともと海外へのクリスマスカードなどに使ってもらおうという意図でデザインされた国際郵便用の切手だったのですが、発売直 前になって、急遽、国内用の切手に変更されました。やはり一般的なクリスマス記念切手のデザインにしては、あまりにふさわしくないということだったようで す。もちろんオーストラリア国内では受け入れられて、人気がありましたが…。
その頃、この切手を見て実にオーストラリアらしいサンタクロースだと思いましたが、でも1977年という時代は、まだまだそれを受け入れる時期ではなかっ たのでしょうか。30年後の2007年に、クリスマス記念切手発行50周年記念の記念切手シリーズが発行されました(ややこしい)。その中に1977年の サーフィン・サンタの復刻切手がありましたが、みな面白がって手に入れていました。30年も経てば、すっかり“お気楽大陸オーストラリア”が認知されたと いうことでしょうか。(それにしても当時45セントの切手がいまでは60セント。年10%以上の値上がりって、ひどい!)
オーストラリアのサンタはサーフィンばかりじゃなく、トナカイの代わりにカンガルーがそりを引いてやってきます。
Six White Boomers
http://www.youtube.com/watch?v=hlSsffF2xhA&feature=player_embedded#!
カンガルーサンタは絵本にもなっています。
「みなみのしまのサンタクロース」(作:斉藤 洋、絵:高畠純、佼成出版社、1993年)
ほかにも南半球の国々では、面白い真夏のサンタクロースがいっぱいいます。
この機会にちょっと調べてみませんか?