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1989年、あなたはどこで何してた?

昭和も遠くなりにけり…、なんちゃって。22年前の今日、昭和天皇が死んじゃったんで、昭和が終わったのね。

せっかく昭和64年の新年を迎えたのに、たった7日間の64年でした。おかげで平成元年は1年365日に7日足りないんです。(それだけの話しですが…)

この1989年は、昭和が終わった年ですが、昭和の歌姫というか女王の美空ひばりが亡くなり、また、それまでの日本の漫画を劇的に変え、何人ものマンガ家に影響を与えた手塚治虫が亡くなった年でもあります。まさに昭和のひと時代が終焉したという重要な年です。(オレにとっては松田優作が死んだ年だ、いや、中森明菜が近藤真彦の部屋で腕を切って自殺未遂した年だ!というお方もいらっしゃいますが…、そんな人知らないでしょうね)

1989年はバブル景気の絶頂期でもありましたが、翌年、土地バブルが崩壊し、その後、ご存知のように日本経済は長期景気低迷の「失われた10年」に突入します。(それもいつのまにか「失われた20年」なんて言われてしまっていますが…。)

たった7日間とはいえ、1989年は昭和が終わり、世界ではベルリンの壁が崩壊して東西冷戦が終わった年でもあります。日本も世界も大きく変わる節目の年なんですね。

オーストラリアでは、ニューカッスルで大きな地震(震度5.5)があり、13人が死亡、120人以上がケガをする惨事になりました。世界の動きに比べるとそれほどでもないですが、体感するような地震のないオーストラリアでは本当にビックリニュースでした。

とにかくこの年は、その後の日本社会を暗示するような事件が起きた年でもあります。言わば。バブルの影のあだ花として忌まわしい事件が起きたとも言えるでしょうね。

16歳〜18歳の少年が起こした「女子高生コンクリート詰め殺人事件」、宮崎勤の「連続幼女誘拐殺人事件」、そしてオウム真理教による「坂本弁護士一家殺害事件」が起きました。後の松本サリン、地下鉄サリン事件の始まりです。

1月7日だからって、「七草粥」を啜っている時ではありませんよ。

そんなこと言っても、いまや平成生まれが成人して大学卒業して就職する時代です。(就職できればですが…) 昭和なんて知らない人がいっぱいいます。

テレビでよく、「懐かしの…」とタイトルした特別番組がありますが、あの「懐かしの…」の言葉の限度は約20年です。いまや1990年が精一杯に振り返られる限度なんですね。「そんなこと言ったって、生まれてないから知んない」というあなた。お父さん、お母さんに聞いてみなさい。お父さんはバブル景気で地上げの片棒担いでいたかもしれないし、お母さんは浮かれてディスコで踊っていたかもしれませんよ。(まあ、地上げやディスコも死語になりましたが)

とはいっても、レトロな昭和時代を思い浮かべ、懐かしんでいるようではいけません。日本ではお先真っ暗な平成を生き抜かなければならないのですから、せいぜいバブル時代の能天気さを反省して、堅実に生きていきましょう。

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