学生ビザが取れるフィットネスコースのジムってどんなところ?!
シドニーの専門学校、ABMが新しくフィットネスのコース開始! ということで、提携先のジムを見てきました! 場所は、シドニー…
海外で約2年の充電期間になるけど、身に付いたり役に立った、充電できたという実感はある?
そうですね。しゃべったり文章書いたりという仕事が多かったんですが、これまで自分の武器は日本語だったんですね。その武器を取られたら一体どうなってしまうんだろうということもあって、海外に出てみたんです。いざとなると、ぼくは英語がまったくできないので、身振り手振り、顔の表情などでかってにコミュニケーションしてるんです。これは日本では自分の苦手とするところだったんですよ。しゃべくりはできるけれど、さらに伝えるために、コントや劇で表情を作ったり、ジェスチャーをするということが弱かったんです。自分の武器を取られたことで、自分の弱点に気づかされました。
実はぼく、ホストファミリーの人に「この子は日本で5歳まで忍者だったんだよ」と言われていたんです。(笑)あとで分かったんですが、日本で5年間、空手をしていたんです。そのことをホストファミリーに話したことがあって、ただ英語がうまく通じなくて、結局、近所の人が来るたびにホストファーザーが、「この子は日本で忍者だったんだ」と話すんです。(笑)でも、違うんですと英語で言えなくて。「ア〜、イ、イエス」なんて言ってしまって…。英語ができないから注文したものが出てこないなんてしょっちゅうですし。
おかげで海外でアドリブ力が伸びた気がします。まったく見ず知らずのところに来て、知り合いのいない中で、頼るものがなくて、もしこれがダメだったらこっちを選ぼう、あっちを選ぼうって全部自分で選択して…。そういうことをしていると、どんな仕事をするにしても、このアドリブ力は生きてくると思います。
英語は勉強してないですが、せっかくだから多くの人に見てもらいたい、という気はあります。日本のお笑いはレベルが高いと思うんです。それを世界の人に知ってもらいたい、面白さを伝えたいと思います。最近、そういう気持ちが芽生えてきました。最初は日本に帰った時にこれを活かそうと、帰ったときのことを考えていたんですが、いまは、こちらの人にも訴えかけたいなと思うようになりました。
学校の講演会では何を話しているの?
「お笑いはお笑い芸人だけのものじゃない、みんなのもの」という考えがあるんです。もっと日常的なもの、もっと笑って生きていこうよ、というメッセージを込めて話しています。ぼく自身14歳まで暗い引きこもりだったわけで、お笑いに救われたんですね。講演でも、伝えたいメッセージをお笑いにまぶすと、わりと受け入れてくれるというか、余裕ができてきて、メッセージが入りやすいんです。普段学校の先生が言っていることとさほど変わったことを言っているわけではないんですが、その前後にお笑いを入れることで浸透しやすくなるというのは、お笑いの力のひとつだと思います。余裕がないと笑えないじゃないですか。でも笑うと次の余裕が出てくるんです。今度はその余裕が次の笑いを呼んで…、みたいな。日本ではいま不景気だ、不景気だと言われていますが、年々、仕事が増えて来たんですね。きっと皆さん、そんな状況だからお笑いを求めているんだなと感じます。
小学校で、みんな話しを聞いてくれますか?
小学生相手だとどんなにやっても集中力が続かないんです。最初は先生を舞台に上げて漫才をしていました。そのうち出たいという生徒を上げてやったんですが、そうすると集中力が保てますね。以前、小学校で話した後、校長先生から電話があったんです。クレームかな?と思って話しを聞いたら、ぼくがステージに上げた子がいじめられっ子で、「これがきっかけで人気者になりました、ありがとうございます」と言われて嬉しかったですね。それで思い出したんですが、非常にノリの悪い子で、名前と部活以外、何を聞いても「……」で、それならそれを活かそうと思ったんです。「担任の先生は?」「斎藤先生」「斎藤先生の良いところは?」「…」「ないのかよ!本当はあるでしょ?」「…」「斎藤先生!ないって言ってるよ〜」。そうすると生徒はみんな笑ってくれて、受けたんですね。技術的には聞いてるぼくがもっていってるんですが、見てる人はこの子が取ってる笑いと思うんです。外の人間のぼくが「お前面白いな、なかなかいいよ、いまの間(マ)は」なんて言うと、普段いじめていた子たちが(へぇ、あいつ面白いんだ)と思ってくれるんです。
笑いを通して訴えたいメッセージは?
いっぱいありますが、一番は「物事を肯定的に見よう」ということです。ひとつの例ですけど、お医者さんに「良い患者さんと悪い患者さんっているんですか?」と聞いたんです。そうすると「良い患者と悪い患者っていないけど、治りの早い患者さんと遅い患者さんはいるよ」と言われたんです。治りの早い、遅いはどう違うんですかって聞いたら、例えば肘が痛む患者さんを診察して、1週間後にまた診て「先週と比べてどうですか」と聞くと、「半分くらい良くなりました」と答える患者さんと、「まだ半分くらい痛いです」と答える患者さんがいると、「半分良くなった」という患者さんの方が治りが早いと言うんですね。
で、同じようなことをお笑いで言うと、「今日バスに乗らないでバスの後追いかけて帰って来たから200円浮いたよ、お父さん」「バカヤロー!タクシーの後追いかければ、600円浮いただろ」みたいになるんです。
つまり物事を肯定してみる見方。まずふたつ以上の見方ができるようになるということと、その中から肯定的なものを選んでいきましょう、ということなんです。お笑いの場合、否定的な見方、言い方をしてしまうと、そこで会話が止まってしまうんですね。ですから、広くアンテナを張って、さまざまなものの見方をしています。
シドニーでも、企業ネットのセミナーでビジネスの方を相手に話しましたし、9月には小学校で子どもたちを相手に話したり、シドニー日本クラブ(JCS)の土曜会で高齢者の方を相手にお話しします。いざ、2年ぶりに日本に戻っても何も話せないとまずいので、その準備のために、ここシドニーで話す場があればどこでも積極的に話したいと考えています。
シドニーの専門学校、ABMが新しくフィットネスのコース開始! ということで、提携先のジムを見てきました! 場所は、シドニー…
1. シェアハウスとは? オーストラリアでは、ワーキングホリデーや留学中の滞在先として「シェアハウス」が一般的です。 シェア…
日本酒造組合中央会は2月7日、2024年の海外市場への日本酒輸出に関して、輸出額・輸出量ともに昨年を上回ったことを発表しまし…