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◆自分自身に恐怖政治をしない◆

自分がこういう性格であるのが許せない、

という方がいます。

 

でも例えば、二人の上司が部下の教育をしました。

 

一人は徹底的にスパルタ教育で、ダメだダメだダメ

だ、ものすごく厳しい。常に上を見ろ、現状の自分

はどんなにダメか思い知れ、できなければ打ちのめ

されるまで責めまくる。

恐怖政治方式です。

 

もう一人は、現状はそこなんだね、そういうのが~

さんらしいところなんだね、

その持ち味を生かしてがんばろう、努力しているの

は分かる、前よりもできるようになった、それが私

もうれしい、と接してくれたら、どっちが部下は伸

びるでしょうか。

 

前者の上司では、多くの場合部下は恐怖と不安で動

けなくなり、機能がますます落ちませんか?自信も

消滅、どんな小さなことにもびびって、持ってる力

も発揮できない。

 

指導の仕方は、多くの場合、前者と後者のミック

ス、絶妙なバランスであるとは思いますが、前者の

みを多用する指導の場合、ことごとく失敗し、人間

関係を悪くし、信頼関係もなく、後輩の指導が上手

な上司とは評価されないのではないでしょうか。

 

ついつい私たちも同じような恐怖政治指導を、自分

自身にしてしまってはいませんか?

 

まずは現状の自分をよしとしましょう。

その持ち味を受け入れ、気に入りましょう。

どうせ、違う性格にドラマチックに変われるわけじ

ゃないのですから。

 

そこから現実的に努力していっている自分を応援し

ましょう。少しでも伸びたところを大いに認め、ほ

め、ごほうびをあげましょう。

 

自分も自分の持ち味も、好きでいていいんですよ。

そこから安定して、歩いていきましょう。

 

シドニーこころの相談室 

0416-006-835

   

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