オーストラリアン・デイによせて。
日本で育った私たちはこっちに何年いたって絶対に日本人だし、
英語ネイティブには絶対なれないんだけれど、
こっちで育っている私たちの子供たちは、文化・言葉的には
すっかりオージーとして育つ、日本語もまあしゃべるけれど、
第一言語は絶対に英語、ということが起こりますね。
親子でも、家族でも、二つの異なる文化に足をおいた人間が
つきあう、ということが起こります。
自分のティーンエイジャーの子どものことを、「完全に
オーストラリア人だし」と表現される方に会ったことがあります。
基本的にはそれを恵みとしてとらえ、でも難しい。
時代も違うし国も文化も状況も違うし、私たちがその年代だった頃の尺度は
そのままあてはまらないことが多い。
自分で考え考えて、やっていくしかないところがあります。
それでも世界言語である英語ネイティブとして育って、将来世界が広いであろうこと、
イギリスやカナダで仕事をする人たちもいる、世界中に旅行以外で行ける可能性がある、
日本語会話とのバイリンガルにはなるところに、やはりこっちで子育てをするベネフィット、
この環境だから子どもに与えてあげられることを思います。
苦労も多いし、悩みもつきないけれど、人生はそもそもそういうものですし、
日本にいたってある程度はそうですし、
二つの祖国を持った状況を楽しんで、喜んでいきましょう。
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