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いったい、私たちに何ができるのだろう

日本の地震と津波の被害は甚大なものになっています。阪神大震災以上の被害に茫然自失という状況ですね。

みなさんの実家や親戚、友人・知人に被災された方はいますか? 無事でいることを願っています。

海外に住んでいると、このような事件や事故、自然災害の発生に対して、何もできない自分が情けなく感じることがあります。電話をしたところで、何も具体的にお手伝いができません。

心配して電話しても、

「何度も電話してこなくていいよ。それでなくても電話回線はパンク状態で、本当に必要な人につながらなくて大変なんだから」

「心配してくれても、シドニーなんだから何もできないでしょ」

こんなふうに言われてしまう有様です。

まだまだ余震が続く日本です。海外に住む私たちに出来るのは、無事を祈ることと、応援のメッセージを送ること、そして義援金を集めて送ることくらいです。

先日のクイーンズランド州の洪水被害に対して、いち早くチャリティーイベントを催した平野由紀子さんが、今回も早速、折り鶴街頭募金活動をスタートしようとしています。

いま日本人の有志が集まり、折り鶴の作成や募金活動の準備をされています。多くの方がこのような活動を展開して、日本人のみならず、地元のオーストラリア人に広く訴えて、多くの方から日本支援の心を集めてもらいたいものです。

シドニー総領事館やシドニー日本人会、シドニー日本クラブなど日系コミュニティーの機関や団体が、具体的な支援活動を話し合っています。個人個人ではなかなか難しい活動も、皆さんが集まって、まとまった活動を展開すれば、大きな効果につながります。

これから復旧までには長い時間がかかります。慌てず、焦らずに、地道に復興のお手伝いを考えて、行動を起こしていきましょう。

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