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日本最終日の空港でいただく食事は格別です。
「ようやく終わった・・・」という安堵感・・・というより、疲労がたまった身体を癒す感覚に近いかな?・・・
緊張感がない中での食事というのも1ヶ月以上ぶりです。
どんなに親しい方とのお食事でも、仕事がらみなのでやはり知らずに知らず緊張してしまいます。
そして1ヶ月以上に渡る「時間」との闘い。
びっしり詰まったアポイントメント、ひとつ狂うと全部狂っちゃうので、時間調整には慎重に慎重を重ねることになります。
車で何分かかるだろうか?乗り継ぎは大丈夫だろうか?次のアポ1時間で切り上げられるだろうか?明日何時に起きれば間に合うだろうか?
1ヶ月以上ずっとこんなことを考えていると、日本最終日の「後は飛行機に乗り遅れないようにするだけだ・・・」という感覚が、
何とも嬉しくついつい気がゆるみます・・・
最終日は朝早く起きて、ニセコから千歳空港へ。
空港近くでレンタカーを返却し、千歳空港で出発時間を確認すると「よし!まだ出発まで2時間近くある!」ってことで、
まずは早速お土産を買いまくりました。そのほとんどが奥さんへのお土産、ってか、僕の日本滞在中、
あれ買ってこい、これ買ってこい、といったメールが一体何通届いたことか・・・、しかもどのメーカーのどの商品か全部指定済み。
まぁ、どれを買うか迷わなくていいのは助かりますけどね・・・ 今回の指定は「六花亭」と「ROYCE'」。
このお土産の感想はまた後日・・・
次に向かったのは食堂街です!いつ来ても迷うんですよね~、どのお店に入るか・・・
と、うろうろしていると、スーツ姿のサラリーマンやキャリア・ウーマンっぽい人が続々と入っていくお店を見つけました。
ちょろっと店内を覗くと、どなたもビールジョッキ片手におつまみを食べていました。
か~っ、格好いいな~! あんな綺麗な女性が、昼間っからビシっと決めたビジネス・スーツでジョッキを傾ける・・・
隣で天丼食べてるおじさんが場違いのように思えてくるもの・・・(本当はこのキャリア・ウーマンの方が場違いですけどね・・・)
僕が勝手に想像するに、札幌とかで一仕事終えてその充実感と共に、東京に帰る前に一人打上げでもするか~、的なノリなのかなと?
(ま~、勝手な想像ですねど・・・)
でもそのアイデア、いただいちゃいます!僕も全く同じ心境なので・・・ってことで、ちょっと寂しいですけど一人打上げです。
回りの人がみんなオーダーしていた「おつまみセット」をオーダーしました。
まずはお通しが運ばれます。
貝のヒモだと思うのですが、コリコリした食感でゴマダレがよくマッチしていました。
お刺身は豊富な種類から一品選べます。
ボタン海老かホッキ貝か、いや、帆立もいいなと思ったのですが、
最終的には昨日のつぼ貝のコリコリ感が忘れられず、つぼ貝にしました。
コリコリ感は昨日と同じでしたが、やはり新鮮さは昨日のものには敵いませんね。
<天ぷら>
白身魚と山菜の天ぷら。これはまぁ~、こんなものでしょ。
でも、以上の品に生ビールがついて、1000円(消費税込み)です! しかもエアポートですよ、ここ!
う~ん、このつぼ貝だけで、どこのお店でも最低でも600円はするだろうな・・・
でも量は少なかったので、もう一品「山芋の梅酢漬け」をオーダー。
さっぱりしていて〆にはいいですね。サクっとした食感と酸味も良かったです!
四季の味・天麩羅 「海老天」
千歳空港内
そして、成田空港へと移動。
搭乗前、小腹が空いたのでタコ焼き屋さんに入りました。
あっさり、おろし大根バージョンです。
カリカリに揚がってたんですけど、僕だけオーダーして10秒後に運ばれてきました。
えっ、それって、もう随分前に焼きあがっているやつがサーブされるってこと???
実際口にすると、おろし大根の冷たさも加わり、タコ焼きなのに、冷てぇ~・・・
それはどうやら僕だけだったらしく、次々に来店するお客さんには、
「今から焼くので10分ぐらいかかりますがよろしいですかぁ~」って確認していました。
全てのお客さんが「いいですよー」と運ばれた熱々のタコ焼きを、ふぅ~ふぅ~しながら「熱っ、熱っ!」って言いながら頬張っていました。
そんな様子をチラ見しながら、僕は冷めたタコ焼きを半分ふて腐れながら食べてました・・・
さて、今回成田空港で買った単行本は「日本人の誇り 藤原正彦著」。
藤原先生の著書は「国家の品格」からずっと読んでいます。海外に住んでいると日本に住んでいるときよりも「日本人」を意識します。
特に今回は「PROUD OF JAPAN」という響きをいろいろなメディアで耳にし、実際その意識が高まった日本出張でした。
いつも成田空港の書店でどれを買うか迷う僕ですが、今回は導かれれるように一瞬でこの本を買いました。
今こういうときに読む「日本人の誇り」というタイトルの書。一体どういう内容で、どんなことが書かれ、どこに共鳴できるのでしょう?
読む前からすごく楽しみです!
たこぼん
成田空港内
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