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朝日新聞社の世論調査で、初めて原発反対が賛成を上回りました。(5月26日電子版)大震災後、4月16、17日の調査では賛成が50%、反対が32%でしたが、5月14、15日の調査では賛成が43%、反対が36%とすこし差が縮まり、今回(5月21、22日)初めて賛否が逆転しました。
この調査は日本以外にも世界6カ国で行ない、福島原発事故の前と比べてすべての国で反対が増えています。事故後、次第に事実が明らかになったり、危険を認識するようになった結果でしょうか。
いまでは「フクシマ」は、ヒロシマ、ナガサキと並んで核をイメージする言葉となって世界に通じるようになってしまいました。
毎日のニュースを見たり聞いたりしていると、素人の私たちがみな、原子力の専門家並みに知識を得ています。ウランは無尽蔵にあるわけではなく石炭よりもずっと埋蔵量が少ないということ、原子力を燃やした後に残る使用済み核燃料は危険性があるということ、この核のゴミを処分する方法がないということ、核再処理施設の構想があるけれど未だ実現していないということ、など大事なことがわかってきました。
専門家はこんなことは先刻ご承知なんでしょうが、これまでずっと「原発は安全」という神話を広げてきました。福島原発事故で安全神話がもろくも崩れたのですが、未だに、「地震にも津波にも壊れない原発を作れば大丈夫」と言う人がいます。そういう人に限って、原子力によって生まれる核のゴミという高レベル放射性廃棄物の処理方法には言及していません。
この高レベル放射性廃棄物について興味深いドキュメンタリー映画があります。『100,000年後の安全』という映画で、フィンランドが世界で初めて建設に着手した使用済み核燃料の最終処分場の話です。
この映画では、安全になるまで10万年を要するという高レベル放射性廃棄物を、果たして10万年間も安全に人類が管理できるのかという問題を、フィンランドの最終処分場の当事者たちに問うています。 (映画の公式サイトはこちら)
『100,000年後の安全』予告編 YouTube
原子力発電で生まれる核のゴミの最終処理をどうするのかが決まっていない以上、原発は作るべきではないでしょう。これまで日本は海に捨てようとして国際的な批判を浴びました。しかたなく地下に埋めて処理することにしましたが、低レベルの放射性廃棄物は青森県六ヶ所村に押し付けていますが、高レベルのものは貯蔵管理するだけでまったく進んでいません。
このドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』が、シドニーで緊急上映されることになりました。是非、足を運んでみてください。
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