前回ご紹介したブランシャルの犬飼オーナー・シェフの後任、四方田さんがヘッド・シェフを務めるガリレオ・レストラン。
四方田シェフの評判は色々なところで耳にしていましたが、予約がうまい具合に取れなかったりとタイミングを逃していました。
しかしついに先日念願叶い行ってきました!
さて、四方田シェフは一体どんな世界にいざなってくれるのでしょう?! 楽しみ、楽しみ!
まず最初に運ばれてきたのがこちら!
パフ(シュークリームの皮)ですが、チーズの塩気が楽しめます。
しっとりした歯ざわりで出足から、めちゃ美味しいー!
そしてワインを選び、サーブされたブレッドで空腹を落ち着かせてと・・・
「アミューズ・ブッセ」
イタリアのライス・コロッケ「アランチーニ」です。これパフォーマンスが面白~い!
サーブされてからず~とゆらゆら揺れているので、しばらくジ~と眺めちゃいました・・・・
なので写真もブレブレ・・・というか、あえて揺れている姿を撮ってみました・・・
中身はイカ墨のリゾットです。カップの底にあるソースをトロ~リと上からかけていただきました。
この濃厚なソースの味わいに、四方田シェフのフレンチのこだわりを感じます。
イカ墨リゾットともよくからみとても美味しくいただきました!
揚げ加減も完璧で衣がサクッとしていました。僕はこれぐらいカリッとしっかり揚がっているのが大好き!
「Spanner crab ‘pizza’, tomatillo & sauce bisque」
これは初めてのタイプのピザです。一体どんな味わいなんでしょう?
ネットで調べると「tomatillo」というのは、食用のホオズキのようですね。
一口頬張ってみると、サクサクのピザ生地の食感がまず印象的で、その次に新鮮で濃厚なトマトの味わいが口に広がり、
その後いきなり蟹の強烈な旨みが出現し、最後にこの「tomatillo」 と 「sauce bisque」がジワ~と舌を刺激してきます。
「蟹」「tomatillo」 、そして 「sauce bisque」が後をひく味わいで、ず~と口の中に残り、しばらく余韻を楽しめます。
毎度ながら僕の勝手なイメージは、「蟹」が主演男優、「tomatillo」が主演女優、
そして「sauce bisque」が主演男優の妹役で、主演女優に嫉妬しているって感じ・・・わかります?・・・
そうやってひとつのドラマに仕上がっているようなお料理でした!
「Mirrin infused egg yolk with truffle polenta, Serrano ham & parmesan foam」
四方田シェフオススメのお料理なのでオーダーしました。上にかかっているのは、パルメザン・チーズを泡状にしたソースらしいです。
この中にはいろいろな宝物が隠れています。
まず最初に現れたのが、トリュフの香りタップリのポレンタ。
滑らかな歯ざわりが印象的で、セラーノ・ハムの塩気が味のアクセントになっています。
そして味醂テイストの卵黄が隠れていました。このお料理の主役ですね。
イタリア、スペイン、そして日本の食材をふんだんに使いフレンチ風に仕上げた、
香り、食感、テイスト、全てにおいて完璧なお料理でした!
引き続きこちらのお料理ですが、実は入店したときにたまたまフロアにいらしゃった四方田シェフにご挨拶したところ、
気をつかって出していただいた一品です。なのでお料理名はメモを取れなかったのですが、見てください!
サーブされたとき と思ったこのパウダーは、実はフォークの形をしていました。
ちょっとしたアイデアですが、面白いですね!
こちら滑らかな歯ざわりでクリーミーな味わい、カレーパウダーをちょっとだけまぶすと、一層クリーミーさが増します。
メイン料理に入る前に、ほっと一息つかせてくれる一品でした。
「Slow roasted spatchcock, chestnut, truffle crust & sauce boudin noir」
写真ちょっと失敗しちゃいましたが、実際にはもっと鮮やかな色合いで、眺めているだけで楽しいプレートです。
時間をかけてローストされた鶏肉はとても柔らかいのに、しっかりとした歯ごたえがありました。
ブーダン・ノワール(豚の血と脂の腸詰)の濃厚なソースも、鶏肉の味わいととてもマッチしていました。
「Barramundi meunière with quinoa, Chinese cabbage in a bouillon」
でました!本日の大トリです! まず見た目で驚かされます。
バラマンディー料理はたくさん食してきましたが、こんな風に美しく巻かれたバラマンディーは初めてかも・・・
焦がしたバターの香りが食欲をそそります。ムニエルされた身はプリっと引き締まっていますが、
口の中ではホロホロと身がほどける感じ。バラマンディーが持つ本来の旨味を楽しめ、キヌアの食感との相性も抜群です。
ブイヨンの出汁を吸い込んだ白菜も上品な味わいで、主役のバラマンディーを引き立てていました。お見事な一品!
以前、四方田シェフの洋風御節をいただいたときから一度足を運んでみたかったガリレオ。
予想していた通り、見た目も味わいもとても繊細で、日本人シェフならではのフランス料理を堪能できました!
それにしても最近のシドニーの洋食日本人シェフの活躍には、目を見張るものがありますね~!
そうそう、先週も、四方田シェフの先輩にあたる犬飼シェフが、すごい賞を受賞されましたね! (受賞記事は→こちら)
これからも日本人シェフの活躍を期待しています! 四方田シェフ、美味しいお料理をありがとうざいました!
Breakfast
Mon to Fri 6:30am – 10:30am
Sat to Sun 6:30am – 11am
Dinner
Tue to Sat 6:30pm – 10pm
www.observatoryhotel.com.au
サンシャインコースト大学(University of the Sunshine Coast)は、オーストラリアのクイーンズランド州サンシャインコースト…