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箱根日帰り旅行

今日はフルーツ・ピッキング休息日。

 

義母が「今日はやることないから、二人でどこか遊びに行ってこーし」(甲州弁)ってことで、

天気も良かったので急遽箱根に行くことにしました!

 

まさに秋晴れ。澄み切った空気が青空を一層美しくしていました。紅葉だったらもっと綺麗だったろうな・・・

 

 

 

遠くに富士山が見えてきました。河口湖大橋を渡ってるところです。

 

 

 

いろいろな角度からいろいろな表情を見せてくれます。

 

 

 

こちらも山梨県側からの富士山。

 

 

 

 

 

 

そしてこちらは、静岡県御殿場側から望む富士山。

 

 

雰囲気が全然違います。義母いわく、山梨県民は山梨県側の富士山が美しい、

 

静岡県民は静岡県側の富士山が美しい、とそれぞれ言うのだそうです。そりゃそう言うだろうな。

 

 

 

こちらはロープウェイで箱根の駒ケ岳山頂より望む富士。

 

 

 

眼下に芦ノ湖が広がります。

 

 

 

 

 

山梨県民でもなく、静岡県民でもない僕は、いつ見ても、何回見ても、どの角度から見ても、富士山は飽きないな~。

 

そう言えば「富士には月見草がよく似合う」って言ったのは太宰治でしたね・・・

 

 

 

 

 

今回の箱根での一番の目的は関所見学。前回訪れたのは夕方だったので、ゆっくり見れなかったんですよ・・・

 

 

 

 

今回は時間をかけてじっくり見学することができました。

 

 

昔、日本史で習った「入り鉄砲に出女」(江戸に入る鉄砲と江戸からでる女性を厳しく取り締まる)という言葉が、

 

こうやって関所を目の当たりにすると、リアルに体に染み込んできます。

 

 

 

 

 

 

こちらは当時の見張り台から撮った写真ですが、当時も今も、ほとんどこの眺めは変わらないのではないでしょうか。

 

 

不審な通行人がいないか目を凝らしていた役人は、この美しい景色をどういう気持ちで眺めてたんだろうか?

 

 

 

途中、歴史語り手の年配女性から「お玉ヶ池」の話を聞きました。

 

江戸に奉公に出ていた少女「お玉ちゃん」(10歳ぐらいだったと思います)が、どうしても故郷の南伊豆が恋しくなり、

 

裏山を抜けようとしていたところ役人に見つかり、2ヶ月間狭く暗い仕置き部屋に閉じ込められた後、打ち首になったという話です。

 

地元の人がお玉ちゃんを哀れに思い、その首を洗ったのが現在の「お玉ヶ池」だということでした。

 

これは逸話ではなく、現実の話です。歴史資料館に保存されている当時の記録簿を見ましたが、

 

「お玉という名前の女が捕縛された」と、ちゃんと筆書きで日付と署名と共に書かれていました。

 

 

 

 

ふ~、何とも切ない気持ちになりました。語り手の「私たちはいい時代に生まれてよかったですね~」という言葉が印象的でした。

 

 

 

 

今日は思い切って箱根まで足を伸ばしてよかったです。

 

当時からの歴史を振り返るにあたり、日本人としていろいろなことを考えさせられる一日となりました。

 

 

 

 

 

最後は江戸っ子が愛してやまなかった蕎麦を食らって、その当時のことを想うのでした。

 

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