いよいよ2011年最後の日ですね。恒例の大晦日のシドニーハーバーでの花火を観ようと、いまから席とりに並んでいる人も多いでしょう。
12月だけで、シドニーでは10回も大きな花火イベントがありましたし、ニュー・サウス・ウェールズ州全体では289もの花火イベントがあるといいます。12月は、クリスマスに年越しと、ホリデー気分の月ですから、花火をあげてお酒を飲んで楽しくやりたいところです。
そんな豪華で楽しい花火も動物たちにはどうなんでしょうか? 花火の光と大音響に、動物たちがストレスを感じたり、わめき声を上げたり、震えたり、急に飛び出したりするといいます。
常にイベントがあって花火があげられるダーリングハーバーの動物パーク「Wild Life Sydney」では、動物たちになんとか花火に慣れてもらおうと、スタッフたちはこれまで、花火の音を録音して流したりしていましたが、11月以来、毎週のように花火があげられるため、そんな必要もなくなりました。
この動物パークがオープンした当初、鳥については防音設備のあるところに移そうという話しもあったようですが、結局、動物たちにそれほど影響はないということで実現はしませんでした。
また、タロンガ動物園では、大晦日の花火は毎年恒例のイベントで、動物たちも季節の変わり目という感覚で慣れていると思うし、第一、雷の音とそんなに変わりはないはずだ、なんていっています。
チンパンジーなどは、わざわざ高い場所に登って花火を観賞しているともいいますし、なかには楽しんでいる動物もいるようですが、多くは檻の奥の方の静かな場所に移ったりしているようです。
動物園や動物パークの動物たちとは違い、家庭で飼っているペットの場合はどうなんでしょう。犬が急に吠えだしたりということがありますね。花火に向かって遠吠えしたり、急にそわそわしたり落ち着きがなくなったりします。やはり大音響から逃げ出そうとするようです。翌日の元旦には、家から逃げ出した犬などが捕まって施設に入れられるのですが、その数は普段の4倍にふくれあがるそうです。
なかにはあわてて飛び出して車にはねられた犬もいるということですから、大晦日の花火の際にはペットは暗くした静かな部屋の中に入れておくのが肝心のようです。
今年も花火はシドニーハーバーの8カ所から打ち上げられます。夜9時には8分間、深夜0時には12分間の一大花火ショーが繰り広げられます。皆さんはどこで花火を観ますか? 家でテレビで見るのが一番リラックスしてよいかもしれませんね。
皆さん、良い年をお迎えください。
(水越)
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