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感動のバレンタイン・ディナー!@華樹林

ちょっと古い話題で恐縮ですが、皆さんバレンタイン・デーはいかがお過ごしでしたか?(今さらその話題かよ!

 

みなさん、素敵な夜を過ごされたことと思います!

 

なんて言ってる僕たちも、素晴らしいバレンタイン・デーを過ごさせていただきました!

 

 

 

と言うのも、クロウズ・ネストにある話題のお店「華樹林」のオーナーTさんに、

「バレンタイン・デー・酒マッチング・ディナー」にお誘いいただいたお陰・・・熟年夫婦にとっては有難いお誘いです!

 

 

 

実を言うと、同じクロウズ・ネストにある「樹林」には何度も通っていた僕たちですが、

 

こちらの「華樹林」には初めて訪れました!ず~と気になってはいたんですか、なかなか機会がなくて・・・

今日はバレンタイン・デー企画というよりも、華樹林のお料理、そして日本酒の真髄を究めに来たと言っていいかも・・・

 

 

 

 

 

本日のお品書きです。

 

これ見てるだけでヨダレが・・・いや、ホント!

 

 

 

 

それではそろそろ、和食と日本酒のマッチング・ワールドへ突入しましょう!

 

 

 

 

 

 

「庭のうぐいす どぶろく」

 

 

一番最初に「どぶろく」が食前酒としてサーブされました。

 

ほんのり甘味のあるフルーティーな味わい。日本酒になる前の過程にある、絞りたての新鮮な香りが特徴的! 

まさに大人になる前の甘酸っぱい純粋な恋愛をしているみたいな感じ・・・ちょっとロマンティックに表現してみました・・・

 

 

 

 

そしてお料理です!

 

 

 

一皿目「とこぶし あんきもポン酢 秋刀魚の山椒煮 ほうれん草の白和え 鯛昆布〆」

 

 

 

 

「秋刀魚の山椒煮」

 

 

やさしい味付けの中にほんのり苦味があり、日本酒の肴として最高!

 

 

 

「鯛昆布〆」

 

 

薄味ですが昆布の出汁がしっかり染みていて、上品な京料理を想います。

 

うっすらと大葉の香りも移っていて、香りも楽しめました。

 

 

 

「とこぶし」

 

 

余計な味付けがされていないので、とこぶしが持っている本来の旨みがじっくり味わえます。

 

弾力があり歯ごたえも楽しめます!

 

 

 

「あんきもポン酢」

 

 

あんきもの濃厚な味わいをポン酢の酸味が引き立てていて、完璧な料理に仕上げていました。食感もよろしく絶品!yes

 

 

 

「ほうれん草の白和え」

 

 

控えめで奥ゆかしく、日本人らしい一品。このプレートの中にあっては、箸休めとしての役割を果たしています。

 

周りの豪華な食材をより見事に惹きたてていました!

 

 

 

 

そしてこれらのお料理のマッチング酒は「白鹿 千年寿」

 

このお酒の名前には「愛と幸せ」が千年続くという意味があるらしいです。バレンタイン・デーにぴったりのお酒ですね!

 

辛口、でもフルーティーで飲み口すっきりでした!

 

 

そしてもう一種、「獺祭48寒造早槽」

 

 

飲み口はすっきりしていますが、濃厚な味わいです。どのお料理とも相性抜群(マッチングだから当たり前か・・)で、

 

お料理の味わいを深くする役目をきちんと担っていました。

 

 

 

出だしから仰天の一皿で、まさに日本酒とのマッチング・プレート!二皿目からの期待に心が躍ります!

 

 

 

 

 

二皿目「烏賊と帆立しゅうまい 蟹入り薩摩揚げ」

 

 

 

 

「烏賊と帆立しゅうまい」

 

 

姉妹店「樹林」の開店時から代々受け継がれている、リッチでゴージャスな味わいのしゅうまいです。

 

すり身ではなくイカと帆立の身がゴロゴロ入っている贅沢な一品です。

 

 

 

「蟹入り薩摩揚げ」

 

 

このふわ~とした食感がタマリマセン! 蟹の風味が贅沢で、揚げ加減も絶妙!

 

周りのオージーも「Taste Beautiful!!!」を連発していました!

 

 

 

マッチング酒は「獺祭2割3分」

 

ある意味、衝撃的なお酒と出会いました。こんな日本酒があったんだぁ~・・・・

 

お米を23%まで、つまり極限まで精米し、それから日本酒を造るのだそうです。。凄いですね・・・

 

 

ご覧ください!左から100%、50%、39%、そして23%です。米粒って極限まで精米するとこんなちっちゃくなるんですね。

 

確かにこれ以上精米すると、米粒がなくなっちゃいます・・・

 

味わいはと言うと、僕のボキャブラリーでは語れない逸品なので、機会があればぜひご自身でお試しください!

 

ピュアで透き通っていて、そして深い味わいがします。

 

 

 

 

 

 

三皿目「牛タン塩焼き ローストダック」

 

 

牛タン塩焼きは「樹林」の定番、人気料理ですね。

 

厚みある牛タンが特徴で、お箸で簡単にほぐれるぐらい柔らか、そしてお肉の繊維がきれい!

 

以前「樹林」で味わったときに感動した一品ですが、その感動が一瞬で蘇りました。

 

 

 

レモンをギュっと絞り、まずはそのまま味わってみると、牛タンの旨みが口中に広がりました。

 

そしてマスタードをちょっとつけると、同じ食材ですが違った味わいを楽しめました!

 

 

うぉっ、梅肉とダックがこんなに相性がいいとは!梅肉のさわやかな酸味が、ダックの濃厚な味わいをすっきりさせます。

 

洋風のダック料理も梅肉使えばいいのに、と思っちゃいます。でもこれは日本料理が成せる技かな・・・

 

 

 

マッチング酒「庭のうぐいす うぐいすラベル」

 

 

上品な味わいで牛タンとダックにピッタリ!飲み干した後、最後にふっと樽の香りが鼻から抜けました。

 

 

 

 

美味しいお料理と日本酒の数々で、場が盛り上がってきました!オーナーのTさんもめちゃ忙しそう・・・

 

 

でも、どんなに忙しくても、どのテーブルにも気にかけるおもてなしの心は、昔からずっと変わらず・・・

 

僕たちのところにもしょっちゅう来ては、日本酒や料理について熱く語ってくれました・・・

 

Tさんの説明は的を得ていてわかりやすく(人はそれを食いしん坊と言う)、

 

料理やお酒が一層美味しくなるのですよ・・不思議ですが、これ本当です。

 

 

 

 

 

 

四皿目「活うなぎ八幡巻き 銀だら西京焼」

 

 

Tさんによると、タスマニアから届いたばかり、そして、さばきたてのうなぎらしいです!

 

厚みあるうなぎは弾力が半端ではなく、一口噛むごとに跳ね返ってくる感じ!蒸さずに焼くだけみたいです。

 

Tさんも言っていましたが、まさに京料理の鱧(ハモ)みたいな食感と味わいがある、何とも贅沢な一品でした!

 

そして牛蒡(ゴボウ)がうなぎに負けていない!八幡巻きならではの「食材の出会い」だと思いました。

 

銀だらは、お味噌の上質な甘味が白身のところどころまで染み込んでいます。欲を言うなら、もう一切れ食べたかった・・・

 

そして、大根のなますが実はさり気なく美味しい・・・こんなところにも手抜きがないのが「華樹林」か・・・さすが人気店・・・

 

 

 

そしてマッチング酒は「庭のうぐいす だるまレベル」。画像はないのですが、本日唯一の熱燗でした。

 

うん、この料理には熱燗がいいですねぇ~、窓の外は雪、だったらもっと良かったのに・・・

一瞬、日本にタイム・トリップしてしまうお酒とお料理でした・・・

 

 

 

 

 

 

本日の最後を〆るお料理 「白菜漬け」と「ぶり大根」

 

 

シャキシャキ感が残ったあっさりした白菜漬け。シソの味わいも口の中をさっぱりしてくれました。

 

 

そして本日のお料理のおおとり「ぶり大根」

 

 

北陸で生まれ育った僕は「ぶり大根」にはちょっとうるさいです。だって小さい頃から普通に食卓で並んでましたから・・・

 

どれどれとまずは大根を一口・・・う~ん旨い!上手に味が染み込んでます!大根の切り方ひとつ見ても手が込んでる一品!

 

そしてぶりの方も一口・・・笑っちゃうぐらい完璧に仕上がってます。

 

ぶり、大根、いんげん、そして白葱の絶妙の組み合わせ・・・故郷を思わせる本格的な味わいでした。お見事!

 

お隣のカップルはあまりの美味しさに、Tさんを呼んでずっと絶賛していました。

でもその気持ちわかります・・・僕たちも同じことしてましたからね・・・

 

 

 

それにしても、ローカルの方が僕の生まれ育った田舎料理というか郷土料理を、こうやって美味しいそうに食べる光景は、

本当になんだか夢を見ているような喜びがありました・・・

 

 

 

 

マッチング酒は「獺祭5割」

 

 

あまりの美味しさにお替りをする奥さんの図です(笑)。

 

 

先の説明の通り、こちらは5割まで精米したお米から造ったお酒。

 

で、このお酒の特徴はと言うと・・・お米の香りと旨味、そして甘味が残っているんです!わかりますか~?

 

わからない方はぜひお試しを!言っている意味がすぐおわかりいただけると思います。

 

 

 

 

 

さて、デザート・タイムです!

 

 

 

 

 

「黒ゴマアイスと抹茶チョコ」

 

 

この黒ゴマアイス、本当に黒ゴマを食べているみたいです、と書くと表現がおかしいのですが、そう書くしかないぐらいゴマ・フレーバー。

すったゴマか煎ったゴマが使われてるのだろうか・・・

 

 

そしてこの抹茶チョコ、こんなの初めて!皆さん、想像してみてください!生チョコの濃厚の味わいが、カカオではなく抹茶・・・

 

滑らかな食感と抹茶の濃厚な香りが、なんとも贅沢なチョコに仕上がっていました。

 

 

 

 

そしてこのデザートのマッチング酒は「庭のうぐいす梅酒」

 

 

なんて芳醇な梅酒なんでしょう?! デザートと相性抜群なのですが、恐らくシーフードとも合うのではないでしょうか・・・

 

コンテストで優勝しているこの梅酒のこだわりは、フレッシュな梅を使うことと、なんと酒粕を入れることらしいです。

 

どおりで普通の梅酒とは全然違う味わいがするはずです・・・素晴らしい!

 

 

 

 

これで全て終わりかと思いきや、最後の最後に「日本テイストのデザート」・・・

 

いや、これは敢えて「和菓子」と呼びましょう!が、サーブされました!

 

 

 

 

「桜もち 金柑甘煮」

 

我々日本人にとっては、最後の〆のデザートがもち米なのは嬉しい限りです。なんだかほっと落ち着きます

 

塩漬けした桜の葉の香りがうっすら桜もちに移っていて、何とも落ち着く味わいがしました。

 

 

金柑の甘煮って、日本に住んでいたときもなかなか味わった記憶がないんですが・・・

一口いただくと、あ~、なんとも妖艶なお味!甘い言葉で誘ってくる美女みたい・・・わかります?

 

 

 

 

そして本日を〆る最後のお酒は「白鶴 にごりゆず酒」

 

 

爽やかな酸味が心地よく口に広がります。

 

 

こちらも金賞を獲っているだけあり、さすがです!後味よく、しばらく柑橘系の口当たりの良さに酔いしれました・・・

 

 

 

いや~、皆さん、長々とお伝えしてきた「華樹林」のバレンタイン・ディナー、いかがでしたか?

この興奮と感動、伝わりましたでしょうか・・・でもホント、文章と画像だけではお伝えするのは結構難しいのですよ・・・

 

なので、一度「華樹林」に足を運んでみてください。百聞は一見に如かず、です!

 

 

 

最後にオーナーTさんの貫禄溢れるワン・ショット!

 

 

顔が「今日、どやった?」と言っています・・・

 

 

 

どやったも、こやったもないですわ~、Tさんの自信溢れる笑顔の通り、美味しかったに決まってるやん!

 

 

 

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今回振る舞われた日本酒は下記のショップで購入可。

Tokyo Mart(ノースブリッヂ・ショッピングセンター内)

Ultimo Wine Centre

 

華樹林

9966-5833

 

Shop1 / 300 Pacific Highway, Crows Nest

http://www.jurin.com.au/

 

 

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