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日本を襲った未曾有の震災から、2012年3月11日で丸1年が過ぎました。
ここシドニーでも、日本人ボランティア団体、現地環境団体などの協力により、東北復興祈念祭が、セントラル駅向かいのTOM MANN劇場で開催されました。
震災発生時刻の午後2時46分(シドニー時間の午後4時46分)には、日本と心をひとつに、浄土真宗渡辺開教使による読経後、参加者全員で1分間の黙とうを行いました。
祈念祭では、日本の復興を願う出演者達が、それぞれの想いをステージで繰り広げました。
アボリジニの著名アーティスト、ワラナーリ氏による浄化の楽器演奏から始まり、シンガーの田中誠氏と垂水ゆき氏が、震災ソング「名もない絆」を熱唱。さらに、被災地の福島と石巻出身の主婦によるスピーチ。オーストラリアオペラ所属のバイオリニスト、アイリーナ中村氏と同僚によるレクイエムの演奏。アデレードの平和運動家ワッツ氏と、BEYOND NUCLEAR運動家ワズリー氏は脱原発を訴えました。さらに、福島学生ホームステイプロジェクトから、千鶴子アナキン氏が、今年の夏に来豪予定の学生達のための協力を呼びかけました。また、書家のれん氏からも激励の言葉を書いた大きな書が2枚寄贈されました。
会場では、石巻の被災者による海外協力者へ向けた感謝のメッセージビデオを上映、仙台の小学生達から届いた沢山の手紙も展示されました。アデレードからは被災地へ向けた激励の大きな寄せ書きも届きました。また、折鶴アーティストのファース氏による折鶴ワークショップも開催。
そして最後は、シドニー日本クラブ(JCS)のシドニーソーラン踊り隊による力強い踊りで、今後の震災復興を強く祈り、幕を閉じました。
このように多くの人達による願いが結集した祈年祭は、300名以上の参加者と50名のボランティアに支えられて実現しました。
また、会場に設置された募金箱には善意の$1,427ドルが寄付されました。こちらは福島学生ホームステイプロジェクトの滞在資金に充てられます。
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[主催者から]
まだまだ厳しい現状の続く被災地ですが、シドニーで応援している人達が沢山いることを知ってほしい。今回の祈年祭の様子を写したDVDも被災地に送りたいと考えています。(特定被災地にDVD送付の要望がある方は下記宛まで連絡を下さい。申請者宛に送付させていただきます。)
最後に、主催者側の都合により、開催会場が直前で変更になり、多大なご迷惑をおかけした皆様に、深くお詫び申し上げます。(サーキュラーキーに行かれた方に祈年祭DVDをお送りします。)
311復興祈念祭主催団体
DVD送付連絡先:sydneyrainbows@gmail.com TEL:0414-758295
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