【大学生対象】春休みに海外インターンシップに挑戦しよう!【オ...
春休みに、海外インターンにチャレンジしませんか? 実践的な職業体験と生きた英語が身に付く海外生活ができます。 …
”シドニー発豪ドル見通し”(毎週月曜アップデート) |
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Joe Tsuda のプロフィール
東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。
1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。
現在Junax Capital,AT FUND,Sydneyでファンドマネージャーを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。
豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。
趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ
今週の主な予定、イベント
4/2(月)3月日銀短観、豪州2月住宅建設許可、ユーロ圏3月製造業PMI、英国3月製造業PMI、ユーロ圏2月失業率、米3月ISM製造業景況指数、ブラード・セントルイス連銀総裁講演、ピアナルド・クリーブランド連銀総裁講演
3(火)~4日ASEAN首脳会合、豪州2月小売売上高、RBA理事会(金利据え置き予想)、ユーロ圏2月生産者物価指数、ウイリアムズSF連銀総裁講演、米共和党予備選―ワシントン、メリーランド、ウイスコンシン、テキサス、FOMC議事録
4(水)ECB理事会、4~5日BOE理事会、豪州2月貿易収支、ユーロ圏2月小売売上高、米3月ADP雇用統計、米3月ISM非製造業景況指数、ウイリアムズSF連銀総裁講演
5(木)独2月鉱工業生産指数、米3月チャレンジャー人員削減数、新規失業保険、ブラード・セントルイス連銀総裁講演
6(金)イースターホリデー ユーロ圏、英国、オセアニア、香港、日本3月上旬貿易収支、米3月雇用統計
マーケットの焦点
キーワード― 中国景気減速懸念、日本新年度の外債投資、米国3月雇用統計、北朝鮮ロケット発射実験
いよいよ4月、新年度となりました。
先週は週前半日経平均が震災後の高値を付けるなどリスク選好的なムードもありましたが、結局は期末・月末ということで調整色が強まりリスク回避色の強い展開となりました。
前週比では商品相場は軟調推移し、株式市場でも上げて終わったのは米国、日本、豪州、インドあたりで、一方中国や欧州株は値を下げています。
3月は中国全人代で中国が今年の成長目標を7.5%に引き下げ、一方住宅バブル懸念から金融引き締め維持を示唆したことから、中国株式市場は軟調推移し、発表されたHSBC製造業PMIの不冴えも手伝って中国景気減速懸念が強まりました。
ただ本日未明に発表された中国の3月製造業PMIは53.1と事前予想50.8、前回51.0を上回り、本日豪ドルは金曜日のニューヨーク引け値より約100ポイント高い1.04台半ば、86.円台後半でオープンしています。
また新年度と共に注目されるのは為替の需給に影響を与える本邦輸出入企業の為替カバー動向並びに本邦機関投資家・個人投資家の新規外債投資動向です。日本の株価堅調、貿易黒字の減少(あるいは赤字化)の傾向が更に継続する場合にはドル円相場も再び90円方向を目指す可能性が出てきます。
因みに今朝発表された3月の日銀短観では大企業製造業DIが-4(予想-1、前回-4)と弱い結果になっています。
その他の円売り材料としては来週9-10日の日銀政策会合で追加金融緩和期待が高まる可能性があること、また12-16日間には北朝鮮のロケット発射実験を控えて警戒感が高まることも予想されます。
また、先週は米FRBのバーナンキ議長が「米景気は依然ぜい弱で、超低金利継続の必要あり」を繰り返し述べましたが、FRBの最大の懸念事項である”雇用拡大の遅延”に対して、ここ数カ月続く20万人以上の非農業部門就業者数増加の傾向が維持されているのかを確認するためにも、金曜日の米3月雇用統計が注目されます。
週末のユーロ圏財務相会合では約8000億ユーロの金融安定網で合意を見るなど、欧州不安は更に緩和しつつありますが、米中経済、北朝鮮動向などその他リスクの存在を忘れるわけにはいかないという状況です。
豪ドルマーケット
先週の相場レンジ AUDUSD 1.0304-1.0557 AUDYEN 84.64-87.57
今週の予想レンジ AUDUSD 1.0250-1.0550 AUDYEN 85.00-88.00
今週の豪ドルは新たな下値トライと値ごろ感の買い戻しで揉み合いでしょう
先週の豪ドルは前週のリスク回避の下落も一巡で、1.05台半ば、87円台半ばに反発してスタートしました。しかし米中景気減速懸念のリスク回避の流れ変わらず、1.03近辺、84円台半ばに反落後、週末控えのポジション調整で反発しました。
今朝早朝のシドニー市場では週末に発表された中国PMIの強い数字を受けて上記のように約100ポイント上に「空」を開けてギャップオープン後、再びじり安となっています。
本日発表された2月の住宅建設許可が-7.8%(予想+0.5%、前回+0.9%)と弱い数字となったことも豪ドルの上伸を遮りました。
今週は国内では明日2月の小売売上高(予想+0.2%、前回+0.3%)とRBA理事会がありますが、理事会では金利据え置き予想です。
引き続き国内要因よりは中国景況や米国の金融政策に影響されやすい地合いが続くものと思われます。
当局者の豪ドル高けん制発言もあり、また国内外の状況もあまり豪ドルフェイバーとは言えませんが、一方3月高値1.08台、88円台から既に1.03近辺、84円台半ばとかなり調整反落しており、この下値レベルを大きく下抜くことも予想されません。
むしろ下値確認後は新年度入りした本邦投資家選好が強まる可能性もあるでしょう。
それではHave a nice week in advance!!!
Junax Capital, Sydney
Joe Tsuda
☆豪ドルトレーディングにはFXマガジン「Joeの豪ドル道場」をお勧めします。
http://www.fxmagazine.jp/magazine_direct.php?uid=3Gl8j
「29_december_2010.pdf」をダウンロード
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当)
http://www.central-tanshifx.com/
☆外為どっどコム社の動画担当(毎週金曜日)
http://www.gaitame.com/gaitame/
ご注意!
本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、
それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。
東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。
1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。
現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ
☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/
☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
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