新年からさまざまな値上げが実施されています。
シドニーでは公共交通機関の料金が上がりました。また、ビザの申請料金も大きく値上げとなりましたね。
依然と豪ドル高が続き、日本から来た人はみな「物価が高い!」と驚いています。
年明け早々、ジェニー・マクリン家族・地域サービス大臣が、「私は一日35ドルでも生活できるわ」などと言ったものだから、ちょっとした騒ぎになりました。
これは、政府がひとり親への補助金の支給条件を厳しくしたため、約8万人の受給者がこれまでの養育手当(Parenting payment)から失業手当(Newstart allowance)に変更となり、結果的に週110ドル減額になるというものです。
この点を記者から質問され、「大臣は失業手当の週246ドルでやっていけますか?」と聞かれて、思わず「できるわ」と答えてしまいました。
週給6,321ドルの大臣にそんなこと言われたくないと、ひとり親の人々は頭にきて、「週246ドルは家賃にも満たない!」と怒り心頭です。
しばらく新聞紙面では、一日35ドルではやっていけない!、いや、なんとかできる、などと賑やかな論議が続きました。
専門家に言わせると、昨年から、与党労働党の議員も含め、現在の失業手当の金額は不十分で、金額を増やす必要があると議論されてきた経緯があります。また、2010年の報告書では、今の金額では求職活動をするには不十分と書かれています。そんななか、大臣の「一日35ドルでも生活できる」発言となったため、みな驚き、怒っているわけです。
なお、新聞による世論調査では、以下の結果となりました。
「あなたは一日35ドルでも生活できますか?」
はい 36%
いいえ 61%
さて、あなたは一日35ドルでやっていけますか?
(水越)
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