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JETプログラム参加者帰国

JETプログラム参加者の帰国を祝したレセプションが、2013年1月22日(火)、シドニー東部・Bellevue Hillにある総領事公邸にて開催された。JETプログラムは海外の青年を日本へ招致し、国際交流や各教育機関における外国語支援が目的としている。参加者は主に語学指導を行う外国語指導助手(ALT:Assistant Language Teacher)、地域の国際交流活動を行う国際交流員(CIR: Coordinator for International Relations)として大都市から地方まで日本全国各地に派遣される。

冒頭の挨拶では小原雅博在シドニー総領事が、昨年度末までに募集したのJETプログラム参加希望者が例年より多かったことなどに触れ、ますます日豪間における国際交流の注目度の高さがうかがえた。今回、レセプションに出席したのは、群馬県に派遣されていたMay Chewさん、北海道に派遣されていたRobert Maxwellさん、福岡県に派遣されていたJulia Johntonさんの3名。スピーチではそれぞれの日本での思い出や印象に残った体験などを話した。

また、東日本大震災の被災地を訪問するエデュケーション・ショートプログラム「絆」でスーパーバイザーを務めたAprilさんによるプレゼンテーションも行われた。このプログラムは被災地の復興を目的とした青少年の交換プログラムとして昨年12月に約200人のオーストラリアの生徒が被災地でホームステイをしたり、学校などを訪れた。会津若松の農場にて農産物に放射性物質が安全レベルをクリアしていることを確認するための機器に多くの設備投資している農家の現状や、仮設住宅に居住している人の話などが紹介された。

会場には過去にJETプログラムに参加者したOB・OGでや関係者が多く訪れ、それぞれの日本への思いや抱負などを話たリ思い思いの時間を過ごした。

挨拶する小原雅博在シドニー総領事

デュケーション・ショートプログラム「絆」でスーパーバイザーを務めたAprilさんによるプレゼンテーション

 

 

【会場の様子】

【今回帰国した参加者の話】

May Chewさん(写真中央):(ALTとして群馬県の小学校、中学校で先生をしていた時に)クリスマスプレゼントとして箱一杯に入ったお菓子をもらった時のことが今でも忘れられません。(手作業で行う)稲刈りなども楽しかったです。でも、稲刈りの際にTシャツの上から蚊にたくさんさされ、背中がとてもかゆかったです(笑)。日本人は教室の中ではとてもシャイだったけど、授業以外では「メイ先生〜」といつも明るく声をかけてくれることも印象深かったです。

Robert Maxwellさん(写真左):日本に滞在中の4年間の間に、結婚し、子供も生まれたので、自分の家族に最高のおみやげを持ち帰ることができました(笑)。グラフィックデザイナーの僕にとっては伝統的な日本のデザインはバランスや色彩などとても印象的。いつか日本でも仕事がしたいので、今年は日本語検定をとれるように勉強します!!

Julia Johnstonさん(写真右):派遣先は福岡だったのですが、東日本大震災のあと、被災者の子供たちに先生として教える機会がありました。もし、自分が被災者の人たちのようにすべてを失ってしまったら、とても再生できる自信がないというような極限の状態でも、子供たちが「がんばりたい」と希望を持ち続けている姿がとても印象的でした。また、シドニーでは福岡の味、一風堂のラーメンが福岡に行かなくても楽しめるようになったので嬉しいです(笑)。

 

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