今週の数字は1223と603です。さて、何の数字かと言うと、降雨量です。
シドニーとメルボルンの平均降雨量なんですが、一日に四季があるといわれ雨の多いメルボルンが1223ミリで、年間の平均晴天日が107日と、46日のメルボルンを大きく引き離して青空の多いシドニーが603ミリだと誰もが思うのですが、何と逆なんです。降雨量1223ミリがシドニーで、603ミリがメルボルンなんです。
ちなみに曇天日はシドニーが129日で、メルボルンが180日。年の半分近くが曇りの日というメルボルンは、やはりお天気がそんなによくない街だということが分かります。やっぱりシドニーはすっきりと青い空の晴天が似合います。でも雨の量は多いんですね。意外でした。
とにかく何かと比較されるシドニーとメルボルンですが、キャンベラに首都ができるまではメルボルンがオーストラリアの首都でしたし、金融の街として発展してきました。今ではシドニーに次ぐ第二の都市のメルボルンですが、人口増加率ではメルボルンがシドニーより高いんです。それに文化・芸術面でもシドニーよりも高い評価を得ています。世界で最も住みやすい都市ランキングでは、メルボルンはシドニーを抑え、常に上位になっています。
これをきっかけに、ちょっとメルボルンを見直してみませんか?