■地球上で最古のイタリア系純血ミツバチが集めたピュアなハチミツ 野生動物の聖域・カンガルー島のミツバチは、実はイタリアから持ち込まれたリグリアン・ビー(Ligurian Bee)という種類のミツバチだそうです。 正確に言うと、イタリアからクィーンズランド州に持ち込まれた純血のミツバチが、南オーストラリア州を経由して1885年にカンガルー島に持ち込まれたのだそうです。 同年、カンガルー島は島全体がリグリアンミツバチの保護地区に指定されたため、現在では地球上で最も古いミツバチの聖域となったのだそうですが、その後、1958年、1960年に発生した2度の大規模なブッシュファイヤーが多くの植物を焼き尽くしてしまい、ミツバチが蜜を集められなくなり、養蜂場は別の場所へ移されてしまいました。 現在では島にたった2軒の養蜂場が残っているのですが、そのうちの1つがクリフォーズ・ハニーファームです。ここのハチミツは掛値なしに美味しいのですが、それだけじゃーありません。店の奥にある冷凍庫にぎっしりと詰まった、ハニーアイスクリームが超オススメです! 特産品の組み合わせがヤバ過ぎる 今やタスマニアに追いつけ、追い越せの勢いで(大げさですが)、カンガルー島産の乳製品やフリーレンジのチキンが、シドニーやメルボルン界隈の高級食材店でひっぱりだこの人気者です。 カンガルー島の乳製品といえば、アイランド ピュアが特に有名です。羊の乳からつくられるチーズ、ヨーグルトは、目からウロコがボロボロの感動ものです。羊というと匂いが苦手という方もご安心を。あの特有の羊臭はまるっきりしません。 さておき、チーズはリコッタ(RICOTTA)、ケファロティリ(KEFALOTIRI)、マンチェゴ(MANCHEGO)、フェタ(FETA)、ハルミ(HALOUMI)、といった種類があります。フライパンにカンガルー島特産のエキストラバージンオリーブオイルをたらし、このハルミを短冊状に切ってこんがり狐色になるまで焼くと、これがまた美味いのです。 そしてまた、ヨーグルトにはリグリアン・ビーのハチミツをたっぷりたらして食べる。このシンプルな組み合わせがヤバ過ぎる。カンガルー島の想い出が蘇る超簡単レシピでした。 地元のガイドさんの案内には、よく耳を傾けましょう カンガルー島に日本からのツアーでやってきたおじさん。ひと時の休暇にカンガルー島を選んだそうです。 このおじさんは過密なスケジュールと長旅の疲れで少々バテ気味でしたが、カンガルー島の雄大な自然にいつしか心癒され、あとは体力の回復を待つばかり。観光バスがその店につくと、ガイドの案内もそこそこ、目に留まった茶色い小瓶をいつもの習慣で一気にグビリ!ところがです、おじさんが一気に飲んだのは健康ドリンクではなく、なんとユーカリオイルだったのです。 緊急事態発生の連絡を受けたヘリの迎えで病院に直行、一命はとりとめたそうですが、皆さん、地元のガイドさんの案内には、よく耳を傾けたほうがいいですね。 自然の消毒薬は身体にも環境にもやさしい ユーカリ、ティーツリーオイルもこの島の特産品です。 |