■ シドニーモーニングヘラルド誌が出版する、シドニーのレストランランキングブック「グッド・フード・ガイド」にて日本食レストランとしては唯一の2ハットを獲得した名店で旬の筍(たけのこ)が手に入ったとの事、JAMS社長MとカメラマンK氏とで早速堪能しに行ってきました。 「YOSHII(吉井)」 今回はYOSHIIコース&SAQURAコースをオーダー。追加で総料理長の吉井氏が腕に拠りをかけて作ってくださった筍メニューも登場。 まずは「YOSHII」の自慢の一品 「うに玉」 軽く蒸した卵黄の上にタスマニア産の新鮮なうにが乗せられていて、その上にカツオ出汁がよく効いたスープに金拍と彩りの絹さやが飾られた一品。 見た目もゴージャスな上、プリプリなタスマニア産のうにが口の中で溶ける感触が何とも堪らない。 |
今回登場した筍はQLD産のコアラバンブーという種類のもの。今までの豪州産の筍はえぐみが強かったそうですが、この筍はえぐみもなく、コリコリとした歯ざわりと柔らかな肉質が日本人好みだ。
右写真:筍とキスのからし酢味噌和え |
右:筍の土佐煮、天ぷら、木の芽味噌田楽
左:QLDから特別に仕入れられた皮付きの筍
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右:筍ぺペロンチーノ With スキャンピーのカラスミ焼き なんとフェットチーニパスタもどきの筍!つるっとした感覚ながらもコリッとした筍の味が上質なオリーブオイルとぴったり!この発想にはびっくりです。
左:SAQURAコースでは「タスマニア産アワビの塩釜焼き」が登場。歯ごたえのある新鮮なアワビに塩と昆布の磯風味がたっぷり染み込んだ一品。Mお気に入り! |
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左:アサヒ蟹と衣笠茸の鳴門蒸し ずんだ餡かけ 右:白身魚(ハタ)の信州蒸し ほうじ茶の餡かけ
茶碗の蓋を開けた瞬間、和の香が漂う2品。 |
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各コースのメイン2品。 左:ヒラマサと季節野菜の奉書焼き 右:ユーカリで燻製した和牛ビーフ 蕪と西洋山葵のピュレとたまり醤油のソース とっても柔らかいお肉は口の中でとろける美味さ。盛り付けの美しさにも満足出来る。
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そして最後の〆にYOSHII自慢の握り寿司が登場。 お寿司の腕にも定評があり、これだけコースを頂いていても最後に思わず手を伸ばしたくなる豪華なプレゼンテーションとお味。 |
デザートももちろん頂きます! YOSHIIのシグネチャーディッシュの一つでもある「きなこと黒ゴマのマスカルポーネ」は女性に人気の一品。おはぎを思い出す懐かしい見た目。口の中でちょうど良くとろける柔らかいチーズときなこや黒ゴマの和テーストが驚きのマッチング。YOSHIIに行ったら是非試して欲しい一品! 右はわさびとりんごのシャーベット。 最後はあっさりとお口直し。わさびの香がアクセントとなり、一味変わった味が楽しめる。 |
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全体として、やはり2ハットの栄冠にふさわしいお料理とプレゼンだったかと思います。 冷凍品などはほとんど使わない、その日一番の旬の食材をふんだんに使用した一品一品は「目で楽しみ舌で堪能させる」というYOSHII流のノウハウがたっぷり詰まった、ハイレベルなものでした。
「今日よりも明日はもっと美味しく」 というYOSHIIのモットーは、今までの味をしらないお客様でも「今日の美味しさ」を知った瞬間、試行錯誤を重ね、洗練された状態で提供されているのが良く理解出来る。 「1人でも多くの方にYOSHIIの料理を召し上がって欲しい」 シドニーの日本食レストランで頂点に立ったとしても、謙虚な気持ちでお客様に接する姿が料理全てに反映されているのだと感じました。 写真:今回の取材に御協力頂きましたYOSHIIのエグゼクティブシェフ吉井氏と料理長の寺本氏。 |
(写真提供:Sydney Creative Photography )
今回ご紹介したコース
YOSHIIコース $130
SAQURAコース $120
詳しくはWEBサイトからご覧下さい。
http://www.yoshii.com.au/main.html
「YOSHII」
115 Harrington St The Rocks NSW 2000
Phone (02) 9247 2566
Lunch
Tue to Fri Noon – 2:30pm
Dinner
Mon to Sat 6pm – 10:30pm
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