皆さん、バレンタイン・デーはいかがお過ごしでしたか?
今年は日曜日とあって、レストランは例年みたいに予約がとれない状態ではなかったようですね。
しかも、チャイニーズ・ニュー・イヤーとも重なり、
バレンタイン・デーはいつも中国人で賑わっているレストラン・オーナーも、さすがに今年は嘆いてました。
こういうイベントは、曜日や天気に左右されるので、レストランの方にとっても大変ですよね。
僕たちもいつもはバレンタイン・ディナーへ行くところ、今年は日曜日ということで・・・どこにもいかず・・・
あっ、ごめんなさい、嘘つきました・・・
前日は夜から仕事がらみのイベントに参加して・・・踊りまくり・・・そしてカラオケに流れ・・・
その後スタッフとパブで飲み続け・・・日曜は二日酔い・・・もぅ、どこにも出かけたくな~い・・・これが真実です。。。(汗)
ということで、遅ればせながら名誉挽回のバレンタイン・ディナーに行って来ました!
その名も「BISTRO BRUNO」。バルメインにあるフレンチ/モダン・オーストラリアンです。
週末ときどき訪れるバルメインのジャズ・パブとペット・ショップのちょうど間にあります。
どちらも僕たちにとってはとても大切な癒しスポットなのですが、その中間にもっと癒される空間を見つけました!
店名の通り、オーナー・シェフはイタリア人。オージーの奥さん、LISAさんと一緒に経営しています。
とてもこじんまりとしていて、隠れ家的なお店。
店内はこんな感じ。(回りの迷惑にならないようフラッシュをたいてないので、写真が暗くてすみません)
まず僕がオントレでオーダーしたのは今日のスペシャル「GOAT CHEESE SALAD」
ゴート・チーズはフランス産です。
一口食べた瞬間、口の中に濃厚かつ贅沢な味わいが広がり、しばらく声を発することもできず、ただただ感心するのみ。
パイン・ナッツが味のアクセントになりつつ、片面だけグリルしたチーズの滑らかさとは対照的な歯ごたえを演出しています。
チーズが主役だとすると、パインナッツは助役。野菜や果物は脇役といったところでしょうか。
でも、それぞれの役がいないと芝居が成り立たないのと同じで、どれもこの料理には絶対かかせません。
脇役のりんごのさっぱり感が、主役の濃厚な味わいをさらに引き立てています。
ゴート・チーズの片面焼きが絶妙で、焼きの香ばしさと生のフレッシュさが紙一重で存在し合い、主役たる存在感をこれでもかと主張します。
素晴らしい逸品です! 「美味しいー」を連発する僕に、プレートを交換するのが待ちきれない奥さん。
それがわかっていても、なかなか交換できないほど美味しいです。フォークが止まらない状態(笑)。
そして奥さんのオントレのプレートと交換(マナー違反かもしれませんが、そんなの全然構わないわよ、という感じのアットホームなお店です)。
「BLOODY PRAWN」
(それにしても今日は写真がひどい。料理の美味しさが伝わりませんね)
BLOODY MARY(ウォッカをトマトジュースで割ったカクテル)がモチーフになっています。
ウォッカの妖しい香りとピリッと辛味が効いたトマト・ソースが絶妙の味を醸し出し、
主役の海老を引き立てますが、主役がいなくなった後もその存在感をしっかり残し、
海老のだしを吸い込み、絶品のスープとしていただけます。お見事!
僕のメインはこれも今日のスペシャル「TODAY’S FISH」
奥さんのLISAさんが大好きな料理とのことなので、オーダーしました。
魚はBLUE EYE COD、ソースはバターーとはちみつがベースです。
見た目よりあっさりしているソースが、白身魚の淡白な味わいととっても相性がよく、
そら豆や赤ピーマンといった彩り野菜と一緒にいただくことで、口の中で違う食感が同時に楽しめます。
付け合せのアサリもこのソースととても合い、貝のだしとソースがジュと口の中に染み込む感じがします。
魚は「ホクホク」、でも「しっとり」しています。これもお見事な料理!
そして奥さんのメイン、ちょっと名前が長いです。
「GRILLED BEEF TENDERLOIN WITH OX-CHEEK AND MUSHROOM PASTIE SERVED WITH TRUFFLE POTATO PUREE, ROAST GARLIC AND VICHY CARROTS」
(ひぇ~、写真がひどい・・・涙)
写真で伝えられないのが非常に残念ですが、素晴らしい料理でした!
今年食べた料理で一番美味しいかも。ミディアム・レアでオーダーしましたが、肉の焼き加減は間違いなく完璧!
(EATBILITYでもこのお店の肉の焼き加減は絶賛の嵐でした)
肉のとなりで横たわっているのは、牛の頬肉やマッシュルームを詰めたパイの包み焼きです。これも絶品!
とてもよくソースとよく絡みます。もし肉がなければ間違いなく主役に一品です。
付け合せはローストされた皮付きガーリック丸ごととフランス産ニンジン。
ガーリックはまるで焼き栗の味そのもの。ニンジンは産地によってこんなに味が違うんだーと思いました。
間違いないなく今日のイチオシです!素晴らしい料理でした。
料理はもちろん、雰囲気もアットホームな感じでとても居心地が良かったです。
そして、皆さんにぜひ伝えたいのが、このお店のおもてなしです。
いつもいつも絶妙のタイミングでワインをつぎにきてくれて、料理がでるタイミングも完璧です。
特に奥さんのLISAさんの心温まるサーブは、典型的な人の良いオージーの人柄を表してますね。
うちの奥さんの肩にそっと手を回し、やさしくジョークを語るLISAさんは、とても心を和ませてくれます。
今日はアラカルトでオーダーしましたが、次回は絶対ディガステーション・メニュー(6コース$65)に挑戦したいです。
このテイストとボリュームでこの値段はとても安いと思います。マッチングワイン付きだと$100、こちらもかなりお得です!
シドニー在住の男性の皆さん、滞在中に一度は奥方or彼女を連れて行ってあげてください!男をあげるチャンスですよ!保証します!
LISAさん、RICHARDさん、お陰さまで今日はバレンタイン・デーの名誉挽回ができました。どうもありがとー!
RK
BISTRO BRUNO
3 BEATTIES ST, BALMAIN
9810 7707
ディナーのみ 火~土
シドニーとアデレードにある、調理の専門学校Quality College of Australiaのキッチンが新しくオープンしたという案内を受けて…
JAMS.TV Pty Ltdによる日本の祭典「酒フェスティバル(Australian Sake Festival)2024」ならびにBtoB商談会が、7月のメルボ…