昨年3月11日、あの未曾有の東日本大震災発生から早1年・・・月日の流れるのは本当に早いですね・・・
ちょうど1年前、恒例の日本出張を控え、一年の中で一番慌しい時期にそれは起こりました。
地震発生の30分前、東北エリアの観光プロモーションを担当している方(仙台)に電話したところ、
会議中とのことだったのでその方にメールを書いている途中、東北で起こった大地震を知りました。
当初はここまでの大惨事になるとは思いもせず、その担当の「Nさん、大丈夫だったかな?」程度の思いで電話するも、
もちろんつながるはずもなく、不安が一瞬心によぎったのを今もはっきり覚えてます。
その後のことは説明するまでもなく、僕たち日本人にとっては一生忘れられない、いや、忘れてはいけない大惨事となりました。
まずは日本の家族や知人に連絡をとることから始め、その無事が確認できると同時に、
日本は一体どうなってしまうんだろう?という不安と畏れ(おそれ)が心を埋め尽くしました。
地震発生間もなく書いたブログ→http://web.jams.tv/staffrecfood/blog/view/id-72182
あのときはこれぐらいの言葉、文章しかでてきませんでした。それぐらい動揺していました。
それから1年・・・タイトルにある通り、本日行われた「復興祈念」に行ってきました。
300人収容できる会場は溢れんばかりの人たちで埋め尽くされていて、立ち見もでるほど。
日本人アーティストによる演奏や被災地に関連する方々のスピーチ。
それに続いてシドニー在住の僧侶によるお経。
このお経を聞くまでは割りと平静を保っていたのですが、この僧侶の美しい日本的な旋律のお経を耳にすると、
一瞬で心は日本の故郷を思い、日本の家族を思い、日本の被災された方々と亡くなられた方々に思いを馳せました。
そして黙祷の時間。日本時間の午後2時46分。
ちょうど1年前のこのとき、この一瞬、地震が発生しました。この時点ではまだ犠牲者はほとんどなく、
地震によるパニックはあったにせよ、まだ多くの命がそこにありました。
手をあわせ黙祷した1分間、まだそこにあった命、
そしてその十数分後には津波にのまれて瞬時にこの世を去った数多くの命を思うと、
いたたまれなく、胸が締め付けられると同時に、息をするのも苦しくなるぐらい胸が痛みました。
隣の奥さんも涙が溢れ出しているようで、僕のハンカチを貸せと言っています。
貸すのはいいけど、すぐ返してよね・・・僕も必要なんだから・・・
黙祷の後のバイオリン演奏が、僕たちの心を慰め、落ち着かせてくれました。安らぎを与えてくれるとても美しい音色です。
まさに、全ての魂を鎮めてくれるような「鎮魂奏」でした。
今日はこのイベントに参加できなかった方々に、会場の日本を思う心をお伝えできればと思いました。
本日参加できた方も、できなかった方も、我が故郷「日本」を思う気持ちは一緒だと思います。
日本に生まれたことに感謝し、日本人であることに誇りを持って、これからも力強く、精一杯生きていこうと思うのです。
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